(1)競馬の税金
宝くじの税金について、競馬で数億円の脱税裁判が注目を集めており、気になっている方は多いのではないでしょうか。宝くじも競馬も購入時に、一定金額が差し引かれます。競馬の税金と宝くじの最大の違いは、当選した時に税金を納める必要性です。税金を納める必要がなければ脱税の心配はないですので、宝くじの収益と分配についてどういった割合になっているのか見てみましょう。
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(2)宝くじが非課税の理由
宝くじの税金は非課税のため、住民税や所得税も不要です。宝くじの税金が不要な理由として、宝くじは購入時に、収益金として一定金額が差し引かれているからです。宝くじの売上高と、売上の使い道を宝くじ公式サイト収益金の使い道と社会貢献広報を見ると、税金がかからない理由が分かるのではないでしょうか。- 宝くじ売上高 平成23年度 1兆44億円
- 宝くじ当選金 46.3%
- 宝くじ経費 11.6%
- 社会貢献広報費 1.0%
- 収益金(自治体) 41.1%
(3)宝くじ売上高の使い道
宝くじ経費のお金と2公益法人
宝くじの税金が非課税である理由について説明しましたが、宝くじの経費と宝くじの収益金がどのように分配されるのかwikipediaを見てみましょう。- 日本宝くじ協会
- 自治総合センター
宝くじ収益金のお金と4公益法人
- 全国市町村振興協会
- 自治体国際化協会
- 地域創造
- 自治体衛星通信機構
(4)宝くじ当選時の注意点と法律 贈与税の脱税
宝くじ購入者以外は贈与になる
第七条 七 発売者若しくは受託銀行等から直接に購入した者若しくは当該購入者から贈与を受けた者又はこれらの者の相続人その他の一般承継人以外の者は当せん金品を受領できないこと宝くじの当選金は非課税ですが、第3者にお金を渡す場合は、贈与の扱いになり贈与税が必要になります。もしも、宝くじを複数人で購入していたのであれば、受け取りメンバーを複数にする事が必要になりますね。
宝くじの税金は非課税ですが、贈与税の脱税には注意する必要があります。
当選しても時効がある
第十二条 当せん金付証票の当せん金品の債権は、一年間これを行わないときは、時効に因つて消滅する。宝くじが当選していたとしても、時効が存在するため注意が必要です。宝くじは、購入後、すぐに宝くじを販売している場所に行き当選の照合をするのがよさそうですね。
所得税は非課税だが脱税の指摘が心配な人
第十三条 当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない。
宝くじは、先ほど述べましたが所得として見なされないため、所得税も住民税も非課税になります。上記は宝くじの税金について、当せん金付証票法を引用しましたので興味のある方はご参照。
脱税の指摘の心配がある方は、当選証明書を貰っておくのがよいのではないでしょうか。
(5)宝くじと競馬の違い
宝くじと競馬の自治体や国庫納付金
- 宝くじの自治体への納付 40.1% 経費11.6% 広報費1.0%
- 競馬の国庫納付金 10% 中央競馬の運営費は15%(JRA 国庫納付金より)
宝くじと競馬のお金を比較すると、一見すると競馬の方が得なように見えますが、高額当選金について考えると単純にそうとは言えません。
3億円の高額当選金の場合
競馬の脱税裁判で、馬券購入と配当金が高額な事例が問題となっています。宝くじは3億円が当選した場合でも非課税です。
宝くじと競馬を比較すると、競馬は10%を購入時に国庫に納付していますが、脱税の指摘や確定申告の手間を考えると、意見がわかれそうですね。
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