行政書士法人セントレッグ倒産の理由

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行政書士法人が全国で初めて倒産しましたが、その理由を見ると業界の特徴と本業以外に倒産の理由があることが分かります。

行政書士法人の倒産は全国初

東京商工リサーチが2013年2月13日に行政書士法人 全国で初の破産開始決定を報じているので見てみましょう。
行政書士法人の倒産は全国初めてで、極めて珍しいケース。これまで行政書士事務所は法人化できなかったが、平成15年の行政書士法の改正に伴い法人化が認められた
行政書士法人の倒産は、全国初であり注目を集めそうですね。行政書士法人の倒産が今までなかった理由は、行政書士事務所の法人化が認められてから、日が浅いことが理由のようです。

行政書士事務所の法人化のメリット

行政書士事務所を法人化することで、複数の拠点を置くことができるようになるほか、スケールメリットで収益を出しやすくなるなどの利点がある。
行政書士法人化のメリットを見てみましょう。
  • 複数の拠点を置くことができる
  • 収益にスケールメリットの効果あり
行政書士事務所のような業界の場合、最大のコストは人件費でしょう。複数の拠点を置くことで、より規模の大きな仕事を受注しやすくなるうえに、拠点が一つのときに比べて別の大きな地域の仕事を獲得することでリスクヘッジできます。

収益面で考えると、同様の事例があった場合、雛形の使いまわしや以前の解決方法に準じる形をとることで、時間の節約と収益の拡大が見込めます。

行政書士法人の数と従業員数

行政書士法人数は、総務省によると平成23年末時点で全国に217法人、このうち従業員数が2人までの法人は142社、3人以上5人以下の法人は68社、6人以上10人以下の法人は7社となっており、まだ大半が小規模法人で占められている。
行政書士法人の数と規模について、総務省が発表しているのでまとめてみます。
  • 平成23年末時点で全国に217法人
  • 行政書士法人の従業員数が2人まで142社
  • 行政書士法人の従業員数が3人以上5人以下68社
  • 行政書士法人の従業員数が6人以上10人以下7社
行政書士法人の従業員数を見ると、ほとんどが2人以下であることが分かります。行政書士法人について見ると、従業員数が10人を超える行政書士法人は、平成23年末時点でないようですね。

行政書士法人セントレッグが倒産

行政書士法人セントレッグ(TSR企業コード:402887921、名古屋市中区、設立平成16年8月、清算人:福住弘樹氏)は2月12日、名古屋地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者46名に対し、約3億1000万円が見込まれる。
行政書士法人セントレッグが倒産しましたが、管理人は弁護士事務所などとの競合により、倒産したのかと想像しました。セントレッグの倒産理由を見ると、どうやら本業以外の理由で倒産したようです。

セントレッグ倒産の理由は本業以外

同法人は複数の行政書士を擁し、大手自動車ディーラーをはじめ相応の顧客を抱えていた。業務は自動車ディーラーからの車庫証明取得を中心に、比較的安定していたが、本業外で借入依存が高まり、先行きの経営改善も見込みが立たないことから破産申請に至った。
セントレッグの取引先は、大手自動車ディーラーからの車庫証明取得が中心であり、自動車需要が以前よりも低迷しているとは言え、安定していることが分かります。車庫証明は自動車購入の際に必要となりますし、自動車は定期的に買い替えが必要なものだからです。

セントレッグ倒産の理由は、本業以外で借入が多く、何か事業に失敗したことが理由のようです。行政書士は、法律のプロですが、経営のプロではないという事なのかもしれないですね。セントレッグ倒産の真相に続く。
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4 件のコメント:

  1. 法律のプロ ←それ逆

    行政と経営は 近いよ

    返信削除
  2. >匿名さん。
    こんばんは^_^
    そうですかね?私は、かなり違うと思ってます^^

    返信削除
  3. 本業外で借入依存が高まり
    って何でしょうね?
    ディーラーの金払いが悪いとかは本業の問題でしょうし、
    不動産に手を出したとか浄水器販売とかそんな感じでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます^^
      行政書士法人は、大型の設備投資がいるとは考えにくいと思います。

      ディーラーの金払いであれば、仰る通り本業で、資金繰りの問題になると思います。

      匿名さんの仰る通り、推測ですが、不動産など他のものに色気をだした可能性が高そうですね。

      削除

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