SWAGGER倒産の理由

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SWAGGERの運営会社倒産が発表されましたが、その理由について見てみましょう。スワッガーの倒産理由は資金繰りの悪化となっていますが、在庫と手元資金のバランスをどのようにとっていたのか気になりますね。

(1)倒産の理由

SWAGGERの倒産について見てみると、ブルームのように景気悪化の影響を受けて倒産した可能性が高いのでしょうか。スワッガーは、自己破産であり茶月のように従業員の申し立てにより倒産したわけではないようですね。

従業員の給与は、倒産したときに支払が優先される債権となっていますが、従業員は弱い立場であり生活がかかっていますので、銀行や商取引の債権よりも支払が優先されることになります。企業の申し立てで倒産することは多いですが、社員や銀行などの債権者の申し立てで倒産することもありますね。
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(2)スワッガーの製造手法

2013年2月4日の帝国データバンクが、「SWAGGER」の企画販売会社、自己破産申請へと報じているので、その内容について見てみましょう。
(有)スワッガーは、2000年(平成12年)2月に設立されたカジュアル衣料の企画販売業者。裏原系ファッション「SWAGGER(スワッガー)」をはじめ、「PHENOMENON」「ROCSTAR」などのオリジナルブランドのメンズカジュアル衣料を企画。製造は他社へ委託して商品化し、大手ファッション通販サイトによる通信販売を中心に店舗での小売販売も手がけていた
スワッガーは、製造は委託しており、SPAで言えばユニクロのように見えますが、企業規模はユニクロよりも小さいですね。スワッガーの企画から販売までを見ると下記のようになります。

(3)スワッガーのビジネスモデル

  • スワッガーが企画
  • 製造は委託
  • スワッガーがZOZOTOWN(ゾゾタウン)などインターネット通販サイトで販売
  • スワッガーが原宿などで店舗販売
スワッガーが、設備投資が必要となる製造を委託する一方で、インターネットで販売するなど力を入れていた事が分かります。スワッガーのように、企画や販売は自社で行いながら、製造の委託やZOZOTOWNでの販売を行う会社もありますね。

ricori倒産の理由をまとめましたが、SWAGGERのように、製造は委託して製品は店舗販売を行っています。SWAGGERとricoriを比較すれば、ricoriは篠田真理子の名前で知名度は向上しましたが、販売に失敗しておりアパレル業界の経営は難しいことが分かりますね。

(4)スワッガーの特徴

「SWAGGER」は、ヒップホップグループ「SHAKKAZOMBIE(シャカゾンビ)」のメンバーである現代表〔アーティスト名:IGNITION-MAN(イグニッションマン)〕などが立ち上げた人気ドメスティックブランドで、デジタルカモフラージュ柄の小物やウェアなどをメーンアイテムとし、“ヒップホップ”を軸にしながら、従来の枠にとらわれないアイデアとスタイルを展開
スワッガーは立ち上げのメンバーが、現代表としているようですね。スワッガーは倒産しますが、立ち上げの人物がいるのであれば、どのように再建していくのか注目ではないでしょうか。

(5)音楽関係者に人気の高いブランド

国内のみならず海外のアーティストが愛用していたほか、ストリート系ファッションブランドとしてDJなどの音楽関係者にも人気が高く、2007年8月期の年売上高は約13億7200万円を計上していた。
スワッガーは、音楽関係者に人気が高かったようですね。スワッガーは倒産しましたが、倒産理由に不思議な部分があります。

(6)不況で資金繰り悪化

しかし、長引く消費不振により小売部門並びに通信販売部門ともに苦戦を強いられていた。2008年5月に社有ビルを売却し、同ビルに設置していた旗艦店を移転するなどコストの見直しを図っていたものの、2011年8月期の年売上高は約10億7600万円に落ち込み、資金繰りが悪化
スワッガーは倒産前に所有する不動産を売却していますが、資金繰り悪化が倒産の原因となっています。
  • 2007年8月期の年売上高は約13億7200万円
  • 2011年8月期の年売上高は約10億7600万円
スワッガーは売上高が減少しているものの、製造は委託しています。管理人の私見ですが、スワッガーの契約内容によっては、製造委託の規模を縮小することでコスト削減を図れるように思えるので契約内容が気になりますね。

(7)PHENOMENONブランドのアリソンも倒産

外部よりコンサルタントを招へいするなど再生を図っていたが、業況の回復には至らず、今回の事態となった。
(株)アリソンは、2011年(平成23年)1月に設立されたメンズカジュアル衣料の企画販売業者。従来(有)スワッガーが展開していた「PHENOMENON」ブランドを扱っていた。 
(有)スワッガーの負債は、1月31日時点で約5億4700万円。(株)アリソンの負債は現在調査中。
スワッガーとPHENOMENONを取り扱っていた、アリソンが同時に倒産していますね。SWAGGER倒産の理由を見てみると、製造委託元との契約や在庫と、アリソンが同時に倒産した理由が気になりますね。
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10 件のコメント:

  1. thanks for sharing.

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  2. 店員の態度も悪かったし、粉飾以前に問題あったブランドだよ。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんにちは^^
      SWAGGERの実態について、ご指摘ありがとうございます。

      アパレル関連は、競争が激化していますので、接客を含めて顧客サービスが重要になっているのでしょうね。
      SWAGGERは倒産しましたが、匿名さんの仰るとおりであれば、事業再生を行うことができるのか一つのポイントになりそうですね。

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  3. 私は名古屋の大須店に何回か行ったことがあります。
    毎回店に入った瞬間から店員が引っ付いてきて、話も長く好きに見て好きに買えるような状況ではなかったです。
    モノは好きでしたが店には行かなくなりました。
    小規模なアパレルショップはどこも同じような状況があると思います。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      SWAGGERについて、店舗の感想についてコメントを頂きありがとうございます。

      SWAGGERなど小規模なところは、店員さんのサービスで、ゆっくりと商品を見れないところはありますよね。
      大型店舗は成長しているようですが、匿名さんの仰るとおり、小規模のアパレルショップが倒産している理由の一つにゆっくりと商品を見れないというのはありそうですね。

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  4. Swaggerの店員はブランド名と同じく横暴な態度で、あれで接客はないです。サイズ変更や返品も受け付けなかったです。最低でしたね。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、返信が遅れて申し訳ないです。
      サイズ変更や返品、接客の態度は重要ですよね。

      ブランドの強い会社は、強気でいけると言われていますが、アパレル業界では難しいのでしょう。

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  5. 普通あんな風貌のデザイナーの服なんか着たいと思わないな

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    1. なっとく

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    2. 服は、流行り廃りが激しいですよね。
      管理人は、オシャレに疎いので、他の人が皆オシャレに見えています^^

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