みずほ銀行 業務停止命令とオリコ提携ローンの影響

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みずほ銀行の業務停止命令で、オリコ提携ローンに影響がでそうですね。金融庁は、みずほ銀行が不正融資の対応を放置したうえに、金融庁に誤った報告をしたことで重い処分をしています。


(1)みずほ銀行の業務改善命令とオリコ提携ローン

みずほ銀行は業務改善命令がでていましたが、オリコ提携ローンの審査が甘いことを金融庁が問題視していました。みずほ銀行は提携ローンで、オリコが審査した後に融資を行っていますが、不祥事により担当役員が辞任をしています。

みずほ銀行だけでなく、大手銀行と信販会社は提携ローンを拡大していきました。オリコは提携ローンで審査と保証を行い、みずほ銀行だけでなく保険会社からも保証料を得ており、提携ローン融資問題が社会問題になりました。
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(2)みずほ銀行オリコ提携ローン問題の経緯

  • みずほ銀行従来の見解 上野徹郎副頭取までが情報把握
  • みずほ銀行実際の内容 西堀利頭取が情報把握
  • 金融庁に対して虚偽の内容を説明した疑い
  • 佐藤康博頭取 問題認識は2013年3月の金融庁検査結果と記者会見で説明
  • 2011年7月 佐藤頭取がみずほフィナンシャルグループ社長として出席した取締役会など4回の会議で問題融資が記載された資料あり
  • みずほフィナンシャルグループとみずほ銀行の取締役会や法令順守委員会に、問題融資の資料が8回提出
みずほ銀行不正融資で頭取辞任の可能性をまとめましたが、みずほ銀行業務停止命令の理由を見てみましょう。みずほ銀行がオリコ提携ローン問題の不祥事は、当時の頭取である西堀頭取、現在の頭取である佐藤頭取が不正融資の情報を把握していたことが理由ですね。

みずほ銀行は、当初の金融庁検査で上野副頭取までが情報把握していた説明しており、金融庁はみずほ銀行の説明内容に沿って業務改善命令を発令していました。みずほ銀行のオリコ提携ローン問題は、金融庁に対して虚偽の説明を行っているうえに、金融庁が大手銀行の金融庁検査を行えていなかったことですね。

年金担保ローン審査ゆるい理由と家計破綻を見ると、みずほ銀行も年金担保融資の受託銀行になっています。年金担保ローンは年金受給者であっても、反社会勢力の関係者には融資を行っておらず、社会全体で積極的な対策が行われていることが分かりますね。

(3)みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループ業務改善命令

  1. 2013年12月25日 金融庁は、みずほ銀行が反社会勢力への融資放置を問題視
  2. 2013年12月25日 金融庁が、みずほ銀行に業務改善命令の方針
  3. 2013年12月25日 金融庁が、みずほフィナンシャルグループに業務改善命令の方針
  4. 2013年12月26日 金融庁はみずほ銀行に一部業務停止命令の発表予定
  5. 2013年12月26日 みずほ銀行の提携ローン業務を1ヶ月停止予定
みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループに業務改善命令を発令することを、2013年12月25日のロイターが報じていますので見てみましょう。みずほ銀行に対して、金融庁は一部業務停止命令を発表する予定であり、提携ローンの業務は1ヶ月停止予定となっています。

みずほ銀行は2013年9月に業務改善命令を受けているうえに、一部業務停止命令が含まれており、オリコ提携ローンに影響がでますね。みずほ銀行が融資を行っているオリコ提携ローンは、1ヶ月間業務が行えないため、オリコ提携ローンのシェア変動や業績に影響がでる可能性もありますね。

みずほ銀行カードローン審査落ちる理由 返済できない家計破綻をまとめましたが、保証会社はオリコとなっています。みずほ銀行の提携ローンは、オリコが保証を行っており影響は気になりますが、業務停止命令はカードローンは対象外ですね。

(4)みずほ銀行業務停止命令の理由

  1. みずほ銀行の対応問題 取締役会などが把握していたのに抜本的対策を行わず
  2. みずほ銀行の報告問題 金融庁に誤った報告をした
  3. みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループの経営管理体制見直しも命令
みずほ銀行業務停止命令の理由を見ると、オリコ提携ローン問題で対応と報告を問題視していることが分かります。みずほ銀行は当時の取締役会が問題を把握していたのに対応していなかったうえに、金融庁検査で誤った報告を行ったことが業務停止命令の理由ですね。

オリコ業務改善命令 提携ローン審査に影響をまとめましたが、みずほ銀行とオリコに対して業務改善命令がでたことになりますね。みずほ銀行の業務停止命令は、金融庁への報告が問題となっていますが、オリコは審査と問題融資発覚後の対応が問題視されています。

(5)みずほ銀行は業績好調

  1. みずほ銀行の提携ローン問題
  2. みずほ銀行の提携ローンで業務停止命令
  3. みずほ銀行の業績 2013年3月から2013年12月まで業績好調
みずほ銀行2014年決算最高利益の可能性を見ると、アベノミクスによる景気改善で不良債権減少と有価証券の含み益で、利益が増加していることが分かります。みずほ銀行と三井住友銀行は、国債の保有残高と株式運用利益を見ると、経営戦略に大きな違いがありますね。

金融庁は、みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループの経営管理体制見直しを視野に入れており、経営陣のコンプライアンスが甘いため外部取締役の導入も視野に入っているのでしょうね。みずほ銀行の業務停止命令で、オリコ提携ローンの影響は大きく、銀行や信販会社は審査が厳しくなる可能性もありそうですね。
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2 件のコメント:

  1. みずほ振込み止まったとこやんか。みずほ銀行振り込み使えずに困ったことあるけど震災の時も、また使えなくて困ってしまった。みずほ銀行の名前を聞いてまたかという。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます^^
      みずほ銀行はシステム障害で、匿名さんの仰るとおり、振込みが停止したり混乱していましたよね。

      みずほ銀行は何回かシステム障害が発生しており、震災の時のシステム障害で、頭取がリストラされています。
      みずほ銀行は、公共性を最も発揮するべきときに失敗しており、利用者に不便をかけたことで、銀行としての格がかなり下がったと言えそうですね。

      みずほ銀行への業務停止命令が発令されるようですが、対外的に考えると重い処分であり、提携ローン審査への影響が気になりますね。
      みずほ銀行の頭取は辞任を拒否していますが、金融庁は通知表やテストで言えば赤点であると認定したわけですので、頭取の保身で居座っているように見られても仕方がないでしょうね。

      みずほ銀行のような大企業は多数の役員がいると思うのですが、本当の意味で人材が不足しているということなのかもしれないですね。
      みずほフィナンシャルグループは、外部取締役を積極的に採用することで、コンプライアンス体制の構築を再度、行うことを金融庁に指導されています。

      みずほ銀行だけでなく、銀行はコンプライアンスの遵守が求められていますので、内部管理体制の整備は非常に重要であると思います。
      みずほ銀行とみずほフィナンシャルグループは、金融庁から上層部の内部管理体制に欠陥があると指摘されており、銀行としてだけでなく上場企業として恥ずかしい処分であると言えそうですね。

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