インデックス株の上場廃止 倒産とスポンサー

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インデックス株の上場廃止が7月28日付であることが決まっていますが、民事再生の申請による倒産でスポンサーを探しています。インデックスに対して、どの程度の入札価格がつくのか注目ですね。


(1)インデックス粉飾決算で倒産

インデックスが粉飾決算で倒産しましたが、アトラス買収と吸収合併を行ったため、インデックスの動向に注目が集まっていました。インデックス倒産の原因は、粉飾決算の発覚と債務超過により上場廃止が困難となったことですが、取引先は現金取引にシフトするなど対策を行っていたようですね。

インデックスは粉飾決算発表後、すぐに民事再生法の申請により倒産していますが、監査法人から債務超過であることを指摘されています。インデックスが倒産を決断したのは、投資家や債権者を騙せないと判断した可能性が高そうですね。
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(2)インデックスの譲渡額は150億円か

インデックス株の上場廃止、倒産とスポンサーについて、2013年7月18日のBloombergが、民事再生中のインデックス:事業譲渡で来週にも一次入札実施へを報じているので見てみましょう。
民事再生手続き中でゲーム事業などを手掛けるインデックス(東京都・世田谷区)の事業譲渡のための一次入札が、来週にも実施されることが分かった。事情に詳しい関係者は、譲渡額は150億円規模に達する可能性があるとみている。
インデックスは民事再生法の申請で倒産しましたが、譲渡額は150億円規模に達する可能性が報じられています。インデックスの一時入札に、入札した企業数と入札金額を見なければ、信憑性は微妙なところですね。

インデックス倒産の理由で負債総額は245億円であることをまとめましたが、譲渡額150億円が債権者に配当されるとすると、配当率は60%前後になりそうですね。インデックスの債権者配当とは別に、粉飾決算による株主代表訴訟については、役員や監査法人に対して訴訟がありそうですね。

(3)民事再生法の申請とスポンサー企業の選定

インデックスは債務超過に陥り6月に東京地裁に民事再生法の適用を申請、7月に再生手続き開始が決まった。同社はアニメやゲームなどエンターテインメント事業を展開し、「真・女神転生」や「世界樹の迷宮」などのゲームで知られる。複数の関係者によれば、事業価値が毀損(きそん)する前にスポンサー企業を選定したい方針で、9月上旬にも譲渡先が決まる見通しだ。
インデックスは民事再生法の申請により、スポンサー企業の選定を進めていますが、2013年9月上旬に譲渡先が決まるとしています。インデックスの資産査定が進んでいると思いますが、ゲーム部門単独で150億円規模の価値があるのか疑問ですので、入札の動向に注目ですね。

マングローブ倒産の理由をまとめましたが、インデックスとマングローブを比較すれば、民事再生と破産申請のポイントが分かりやすいと思います。インデックスは、多数の版権を所有していたため、民事再生によるスポンサーを探すことができたということでしょう。

(4)インデックスの成長と経営失敗

インデックスは1995年に設立。デジタルゲームやコンテンツ事業で安定的に収益を獲得してきたが、海外買収案件で収益が上がらず多額の投資損失が発生。2010年には取引先だった日本振興銀行の破綻を受け経営難に陥った。
インデックス倒産ヨーロッパ子会社の理由を見ると、海外買収案件の業績悪化を粉飾決算で隠し切れなくなったようですね。インデックスはi-modeのアプリなどの成功により、有名企業となりましたが、投資失敗を粉飾決算で隠してきましたが、投資家を騙し切れなくなったようですね。

クロニクル倒産と上場廃止を見ると、投資により利益確保が困難であることが分かりますが、ジャスダックに上場している企業は会計リスクも高いことが分かりますね。

(5)上場廃止の時期 

再生手続き申し立て時の負債総額は約245億円。2月末時点の大株主にはタカラトミーのほか、フジ・メディア・ホールディングスなどがいる。株式は7月28日付で上場廃止になる。
インデックスのメインバンクは日本振興銀行でしたが、インデックス株価暴落 粉飾決算の損害賠償が数百億円かで説明しましたが、整理回収機構に債権譲渡されています。インデックスの負債は大部分が整理回収機構の債権になっていますので、国民負担がいくら発生するのか注目ですね。

インデックス株の上場廃止は、2013年7月28日付となっていますが、株式は乱高下を繰り返しておりマネーゲームとなっていますね。

(6)フィナンシャルアドバイザー

インデックスは7月、事業譲渡を実施するのためのフィナンシャル・アドバイザーにGCAサヴィアンを起用した。申立代理人である二重橋法律事務所の大塚和成弁護士は、入札実施を含めた事業譲渡の詳細についてコメントを控えた。
インデックスはフィナンシャルアドバイザーや弁護士を起用して、事業譲渡を検討しているようです。インデックス粉飾決算の詳細、経営者や監査法人の責任者が追及されておらず、今後の動向に注目ですね。

スターズ倒産の理由は、民事再生中に破産に切り替えていますが、インデックスの企業再生もスポンサーが現れなければ破産に切り替える可能性もありそうですね。
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