(1)イオン子会社の粉飾決算と上場企業の不祥事
上場企業は日本を代表する大企業であり、株式公開を行うことで非上場企業と異なり、一般投資家に対して企業経営を説明する責任が重くなります。上場企業の中でも企業規模が大きくなると、不正の金額が大きくなる上に、経営者が末端の不正を未然防止するのは難しくなります。企業の不祥事はブランドイメージに打撃が大きいので、経営者にとって経営課題の一つとされています。上場企業であっても、社長が関与しているとスキャンダルの場合、辞任や外部からの社長登用が一つの焦点になりますね。
イオンは日本を代表する小売企業ですし、食品を取り扱っているため不祥事の規模は非常に大きくなります。イオンの取引先が産地偽装を行っており、イオンは被害者の立場になりますが、消費者に対して責任を負う立場になりますね。
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(2)三瀧商事(みたきしょうじ)が会社解散で倒産
- 米の産地偽装
- 三瀧商事が過去最大規模
- 2013年10月10日付 臨時会部主総会で会社解散 清算決議
- 2013年11月5日まで 農林水産省がJAS法に基づく改善計画の提出を求める
三瀧商事に対して農林水産省が改善計画の提出を求めていましたが、会社が倒産してしまえば、事件の経緯報告も含めて何の意味も持たなくなりましたね。
(3)三瀧商事の計画倒産
- 三瀧商事の販売先と仕入先 取引先からの信用を失い事業継続が困難
- 三瀧商事に対して費用請求 イオンから巨額の損害賠償請求の可能性がある
- 三瀧商事が偽装米で得た不正利益の配当 会社解散により財産分配
倒産の中には手元の資金繰りが困難になったことや、銀行や債権者への借金返済や支払いに行き詰まって倒産することがあります。三瀧商事は会社の先行きが見えないことや、損害賠償請求に先んじて倒産させることで、債権者への支払いや株主への財産分配を優先させた可能性があります。
(4)三瀧商事の偽装米とイオンへの販売ルート
- 三瀧商事 米の納入業者
- フジパングループ 弁当やおにぎりに加工
- イオングループ 674店舗で販売
ダイコー倒産の理由をまとめましたが、廃棄カツの販売でも、複数の業者が店頭に並ぶまでに入っています。食品業界は、製造から販売まで複数の会社があるため、末端の消費者にいきわたるときに実態が見えにくいということです。
三瀧商事と子会社は、2010年から2013年に約1億2400万円の利益を少なくとも得ており、会社清算を行うことで不正な利益を株主に分配した可能性がありますね。イオンは三瀧商事の被害者であると言えますが消費者に対して、返金や調達した商品の安全性確認をどのように行っていたのか説明に注目ですね。 スポンサードリンク
既に新会社での事業継続を決めている様で社長が根回ししている様です。
返信削除>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
三滝商事で、何らかの動きがあるのですね。
新会社を設立するとしても、捜査機関が計画倒産を許すのか注目しています。
銀行などの金融機関は、信用情報照会を行うと推測していますので、社長を立件するなどの動きがあれば、厳しいものがあるのかなぁと考えています。
三滝商事の動きについて、情報深謝です^^
三瀧商事とミタキライス家宅捜索テレビでやってる。
返信削除計画倒産がだめなん?
>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
三瀧商事の倒産ですが、計画倒産であるのか気になりますね^^
三瀧商事はJAS法違反で、三重県警が家宅捜索に入っています。
三瀧商事の社長や工場だけでなく、三瀧商事が偽装米を仕入れた仕入業者についても捜査が行われたようですね。
食品偽装で過去最大規模ですから、三瀧商事が倒産して解決というわけには、いかないということなのでしょうね。
>匿名さん
削除三瀧商事の取引先について補足です。
三瀧商事が取引の仮想により、不正発覚を免れようとしたことが報道されていますね。
三瀧商事の方法は、架空の伝票で親族経営の会社と、四日市市内の製茶会社との取引に見せかけていたようです。
三瀧商事の不正に関与していた会社が複数あれば、イオンが書類上は見抜くことが難しかったのか気になりますね。
偽装してたのなら弁償しろ!
返信削除社長は逃げた?従業員は給料受け取らんやろ!
>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
三瀧商事の会社解散後に、社長が何をしているのか気になりますね。
三瀧商事は倒産していますが、不法行為であれば、取引先が損害賠償をすれば許されることはないでしょうね。
イオンやフジパンがどういった対応をするのか注目しています。
三瀧商事の従業員の内部告発がきっかけと考えていましたが、どうなのでしょうね。
三瀧商事だけでなく、会社が倒産したとき給料は優先債権となりますので、未払い給料は従業員に優先的に支払われることになります^^