中国投資リスク格下げ急増で倒産危機

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中国投資リスクは、中国企業の格下げ急増でリスクが増加しています。中国の格付会社は、政府系企業が業務独占をしているため、倒産危機の企業を高格付としており投資リスクが高いですね。


(1)中国経済崩壊とバブル崩壊の可能性

中国経済の成長は、シャドーバンキングによる融資残高増加と不動産開発の増加などが大きな要因でしたが、不動産バブル崩壊が懸念されています。中国は過剰生産により企業業績も悪化しており、銀行の不良債権も増加傾向であることが分かりますね。

中国の金融業界から、欧米の投資銀行が出資を引き上げていますが、韓国経済は中国依存を深めています。中国経済が崩壊すれば、韓国経済は中国への輸出に大きく依存しているため、経済危機の影響を受ける可能性が高いですね。
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(2)中国企業の格付け動向

  1. 中国の主要格付け会社8社の格下げ企業数
  2. 中国企業の格下げ2006年から2011年 毎年20社未満
  3. 中国企業の格下げ2012年 36社
  4. 中国企業の格下げ2013年1月から8月 78社
  5. 鉄鋼、製紙、資源関連などの業種で負債増加
中国投資リスク格下げ急増で倒産危機について、2013年9月3日の日経新聞7面が報じているので見てみましょう。中国企業は格付け格下げが増加しており、財務の悪化傾向が顕著に現れていますね。

中国経済はバブル崩壊の可能性が指摘されていますが、過剰生産と過剰債務により、経営が困難になる会社が急激に増加する可能性があります。アメリカ デフォルト10月18日破綻 日本への影響を考えると、日本や中国のように米国債を大量保有している国は影響が大きくなります。中国は外貨準備の多様化を進めていますが、1兆ドル以上の米国債を保有しており、混乱が波及するリスクもありますね。

(3)中国経済の今後 格下げ増加の見込み

  1. 中国企業の格下げ2013年7月以降 35社が格下げ
  2. 中国企業の格付け変更2013年7月以降 85社が弱含みに変更
  3. 格付けの弱含みは、さらなる格下げ可能性あり
  4. 中国企業の格下げ2013年9月から12月 格下げのピッチが増える見込み
中国投資のリスクを考えると、格付けの格下げ動向は重要な指標になると思います。中国企業の格下げは、2013年7月と2013年8月の2ヶ月間で2012年1年間ほぼ同数の企業が、格下げされており、企業業績の悪化が鮮明です。

中国経済破綻危機が言われていますが、中国企業の格下げは増加する可能性がありますので、企業の倒産は増加する見込みがありますね。中国では社債市場での資金調達を目的として、格付けの取得が増加しており、大智慧は2013年8月末までに格付けを取得した中国企業は3233社としています。

中国経済崩壊最新情報2013年12月 PM2.5大気汚染過去最悪で上海マラソン破綻により、中国政府は面子を失っており国際的なイメージ低下が進んでいます。中国経済は環境を無視したことで経済発展に成功しており、中国企業の成長は限界が見えていますね。

(4)中国国有企業も格付が格下げ

  1. 重慶交通旅遊投資集団
  2. 重慶市政府傘下でホテルや観光地の開発
  3. 2013年6月30日 ダブルAからダブルAマイナスに格下げ
中国で格付けが格下げされた企業の中には、国有企業も含まれているようですね。国有企業は、中国政府の内需拡大政策や政府の救済を織り込むことで、格付けが上昇しやすいですが、財務状況が悪化しているようですね。

シャドーバンキング中国経済崩壊と倒産危機を見ると、中国の国有企業は、シャドーバンキングを通じて多額の融資を受けて不動産プロジェクトなどを行っています。不動産関連業務を行っている国有企業の格下げは、中国企業の財務が悪化している兆候であると言えそうですね。

(5)中国格付会社の問題点

  1. 中国の政府系企業が格付業務を独占
  2. 中国系格付会社は、中国の破産法制や会計制度に精通
  3. 中国系格付会社は格付の基準が甘い可能性
  4. 2013年7月26日 鵬元資信評估の格付手法の問題点を証券当局が指摘
  5. 鵬元資信評估が上海超日太陽能科技の格付けを見直さず
  6. 鵬元資信評估が行った格付 2012年12月時点ダブルA 現在はトリプルC
企業に投資を行う際に、格付会社の格付けを参考にしている方は多いのではないでしょうか。中国投資のリスクは、政府系企業が格付業務を独占しており、政府の意向が働きやすいと言えるにことですね。

鵬元資信評估は、プロミスの子会社であるプロミス香港が60%出資する会社と合弁企業を運営しており、企業投資も行っているため、利益相反が発生しやすいことが分かります。中国証券当局が格付会社の問題点を指摘していますが、格付が高く安定的に投資できるとされていた企業が、短期間で破綻危機の水準まで格付が低下していることが分かりますね。

中国国有企業の株式は中国政府が多数保有していますので、格付会社は株価上昇のために高い格付を付与しやすいため、中国投資のリスクは慎重に検討する必要がありますね。
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