(1)MRIインターナショナル投資詐欺と銀行預金
MRIインターナショナルは金融商品を販売していましたが、関連会社にお金を流用しており、銀行預金残高は、ほとんど残っていません。MRIインターナショナルの投資資金が流れた関連会社は計画倒産が指摘されており、お金は行方不明となっていますので、配当金は見込めない現状です。
(2)金融商品取引業の登録取り消し後にお金の支払い
MRIインターナショナル投資詐欺、倒産前に被害者返金していたことを、2013年5月17日の毎日新聞が、<MRI>投資額の一部を顧客2人に送金したことを報じているので見てみましょう。米国の資産運用会社MRIインターナショナルが日本の顧客から預かった資産を消失させた疑惑で、同社が金融商品取引業の登録取り消し4月26日を受けた後、顧客に金を支払っていたことが被害弁護団への取材で分かった。MRIインターナショナルは、投資詐欺で事実上、倒産していますが被害者に一部返金していたようですね。MRIインターナショナルは、資金繰り倒産のような状況ですが、投資資産を返金することで支払能力があると説明するつもりであったのかもしれないですね。
(3)MRIの返金は配当金の一部
同社は投資額に応じて一部支払いに応じる方針を15日に表明したが、実際に払われたのは決められた配当などの一部に過ぎず、弁護団は「顧客を混乱させるための見せ金だ」と指摘している。MRIインターナショナルは配当金を支払っているようですが、倒産後に被害者返金は行っているのは一部のようであり、投資詐欺を偽装する目的があるかもしれないですね。
- MRIインターナショナルの金融商品 元本
- MRIインターナショナルの金融商品 配当金
MRIインターナショナルは銀行融資ではなく金融商品ですので、一概に比較はできないですが配当金を支払えないということはデフォルトですね。
(4)MRIインターナショナルは2人の顧客に支払い
弁護団によると、支払いが確認されたのは2人の顧客。今月14~15日に送金されたが、いずれも定められた期限を過ぎていた。MRIインターナショナルは、投資詐欺の被害者のうち2人に返金したようですが、配当金の支払いが遅れており、投資ファンドとしては倒産状態であることが分かります。
(5)被害者に配当金は全額支払われず
1人は約2100万円を出資し、年間の配当約120万円を受け取る予定だったが、未払い分の約23万円のうち、約15万円が送られた。MRIインターナショナルの被害者に返金された金額は、配当金の一部であり未払い分がまだ残っていますね。
- MRIインターナショナル被害者 未払い分 約23万円
- MRIインターナショナルが被害者に返金 約15万円
MRIインターナショナルの手元資金について、MRIインターナショナル投資資産 銀行預金残高と投資詐欺でまとめましたが、元金や配当金を全員に全額返金する余裕はないですね。
(6)MRIインターナショナル弁護団は返金のお金をどうするか
もう1人は元本を含め未払いだった約3万2000ドルのうち、約3000ドルが支払われた。同社から事前の通知などはなかったという。MRIインターナショナルの被害者のうち2人が、一部の返金を受けていますが、新たな問題が浮上することになります。MRIインターナショナルは、事実上の倒産状態であり、投資詐欺のため手元資金がほとんどありません。
MRIインターナショナルの投資資金のうち回収できるお金を不明ですが、被害者に一律に配当金を支払うというのではなくなるのかもしれないですね。
MRIインターナショナル破綻の真相 投資詐欺と粉飾決算の方法を見ると、粉飾決算を行うことで配当金の支払いを継続しており、投資ファンドの手元資金は、ほとんどないのではないでしょうか。
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