プライベートバンクは情報秘匿が命ですが、脱税の手助けを認めています。銀行の支店身売りも行っており、アメリカに睨まれた事で、倒産に近い事がおこったのではないでしょうか。
富裕層の利用する銀行として、プライベートバンクの名前を聞いた事がある方はいると思います。ロイター通信は、2013年 1月4日に脱税ほう助で米当局に起訴されたスイスの銀ウェゲリン、閉鎖を発表と報じている。
プライベートバンクで世界最古
1741年創業のスイス最古のプライベートバンク、ヴェゲリンは3日、閉鎖を発表した。(ロイター)プライベートバンクで世界最古の銀行が閉鎖を発表したようです。プライベートバンクは富裕層を相手にした銀行であり、世界最古ということは、情報の秘匿やサービスに定評があったという事なのでしょう。
脱税の手助けを認める
プライベートバンクをアメリカ政府が起訴
米当局は2012年2月、ウェゲリンが米国人の脱税をほう助したとして起訴した。(ロイター)スイスのプライベートバンクに対して、アメリカ政府が圧力をかけています。プライベートバンクが、顧客に対して提供するサービスがは、徴税したい政府の利益と反するものがあったのでしょう。お金に犯罪性があればなおさらかもしれません。
プライベートバンクが12億ドルの脱税を認める
ウェゲリンは10年近くにわたり少なくとも12億ドルの脱税を手助けしていたとの罪状を認め、5780万ドルの資金返還および罰金の支払いで当局と合意した。(ロイター)プライベートバンクのウェゲリンが、脱税の手助けを認めたようです。特定個人の資産運用について、認めると言う事は、情報の秘匿に穴が開いていることを意味します。
プライベートバンクの魅力の一つが、独自のサービスとともに顧客情報の秘匿ですので、続けられないと判断したのでしょうか。
裁判の後に閉鎖を発表
ウェゲリンは3日「この件が完全に終結した際、ウェゲリンは閉鎖する」との声明を発表した。同行は、米当局に起訴された際にスイスにある支店をライファイゼン・グループへ売却するなどして清算していた。(ロイター)
富裕層向けのプライベートバンクのサービスは、大手銀行も参入しており競争が激化しています。情報の秘匿が完璧でなければ、スイスのプライベートバンクに預けるメリットが低くなると判断し、閉鎖の判断を行ったのではないでしょうか。
プライベートバンクが脱税の手助けを認めることで、事実上の身売りに繋がったと言えます。情報が命の業界であれば、倒産に追い込まれたと言えるのではないでしょうか。 スポンサードリンク
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