(1)TORIAEZU破産
東京商工リサーチが、(株)TORIAEZUの倒産は2013年1月11日に報じているので見てみましょう。肉巻き本舗は、極楽とんぼの山本さんを通じて、ご存知の方も多いのではないでしょうか。(株)TORIAEZU(TSR企業コード:902030280、宮崎市恒久3-20-2、登記上:同市源藤町863-22、設立平成20年1月、資本金500万円、山口信一社長)は1月7日に事業を停止、事後を洲崎達也弁護士(江藤法律事務所、宮崎市老松1-5-1、電話0985-20-9911)に一任して破産申請の準備に入った。負債総額は約1億6000万円。TORIAEZUが倒産しましたが、肉巻き本舗の名前でご存知の方が多いのではないでしょうか。肉巻き本舗の成長と倒産までの経緯を見てみましょう。
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(2)肉巻きおにぎり誕生の経緯
平成9年11月、宮崎市中央通で創業。20年1月、(株)とりあえずを設立、22年4月、現商号に変更した。
代表者が居酒屋を経営していた時期に賄い料理としておにぎりを生姜焼きした豚肉で包む「肉巻きおにぎり」を開発、これを居酒屋でメニューに加え販売したところ好評だったことから本格的に事業化したもので、宮崎県内一の繁華街通称「ニシタチ」の中心部に直営店2店舗を出店。肉巻きおにぎりは、まかない料理から生まれた事がきっかけのようです。肉巻き本舗は事業を急速に拡大していきます。
(3)肉巻き本舗の事業拡大と資金繰り
テレビ番組で人気になり規模拡大
18年8月からは本格的にFC展開を開始、全国放送のテレビ番組でたびたび紹介されたこともあって一気に人気に火がつき、22年10月期の売上高は約4億5000万円を計上するなど急速に規模を拡大した。TORIAEZUは、テレビ番組のブームに乗り、肉巻きおにぎり販売の事業拡大を一気に行ったようですね。肉巻きおにぎり製造の設備投資を行っていますが、失敗したようです。
規模拡大をするも財務が逼迫
21年4月に製造工場を移転、22年6月には東京と福岡に加工センター(現在は閉鎖)を開設するなど積極的に設備投資を行ったものの、規模拡大に企業体力の強化が追いつかず、借入が膨らむ一方で、肉巻きおにぎりのブームが終焉。
23年10月期の売上高は約2億5000万円にまで急降下、多額の赤字を計上し債務超過に陥っていた。肉巻きおにぎり製造のための設備投資を行ったものの、売上高が急減し手元資金が逼迫したようですね。TORIAEZUの倒産は、設備投資失敗の典型的な事例ではないでしょうか。
(4)TORIAEZU設備投資失敗の理由
- 22年6月には東京と福岡に加工センター開設
- 22年10月期の売上高は約4億5000万円
- 23年10月期の売上高は約2億5000万円
設備投資を行ったのの売上高が増加しなければ、銀行融資返済と設備の固定費で、資金繰りと業績が悪化して、倒産危機になります。
(5)金融機関に返済猶予を要請したが、成果があがらず
このため、取引金融機関に返済猶予を仰ぐとともに、「ラスク・ド・ソレイユ」としてラスク専門店をオープンさせたほか、大福の販売も開始するなど売上回復に努めた。しかし思うような成果があがらず、事業継続の目処が立たなくなったため法的整理を決断した。肉巻きおにぎりの製造工場の建設のお金を、TORIAEZUは借入金で行っていますので、売上が減少すると返済が困難になります。むつみ屋 閉店倒産の理由を見ると、金融円滑化法の適用を申請して、銀行融資のリスケを行っています。TORIAEZUやむつみ屋もそうですが、金融円滑化法を申請しても、企業再生に成功するケースはそれほど多くはないようですね。
(6)倒産理由のまとめ
肉巻きおにぎり店の倒産理由をまとめてみましょう。- 肉巻きおにぎり店の売上がテレビによるブームで急増
- 肉巻きおにぎり製造工場を売上最盛期に借入金で建設
- ブーム終了で、肉巻きおにぎり点の売上が急減
- 設備投資は借入であったため、資金繰りが困難に
極楽とんぼ山本の今 お寺に出家と肉巻きおにぎり倒産を見ると、現状が報道されていませんでしたが、出家後に坊主で番組復帰の可能性が示唆されています。極楽とんぼ山本さんが、芸能界に復帰するという話がでていましたが、復帰は先になりそうですね。 スポンサードリンク
極楽トンボの山本さんは、肉巻き本舗にはいませんでしたよ。
返信削除画像も肉巻き本舗の写真ではありませんよ。
もう少し調べてください。
>匿名さん
削除ご指摘深謝です^^
肉だわらと同じグループかと思っていました。少し、調べてみます。
ちなみに、TORIAEZはありませんが肉巻き本舗は宮崎にて今も二店舗あります。
返信削除本物の肉巻きおにぎり食べたい方は是非。
>匿名さん
削除匿名さん、こんにちは^^
そういえば、宮崎は都城に行ったことがあるのですが、地元の方は素敵な方が多かったです^^
肉巻きおにぎり美味しそうですので、インターネットの注文か、自作を検討中です。
山本がいたお店は好調の頃、社にベントレーが置いてありました。小さな子供たちも相手にしている商品なら、こんな車など購入せず、肉巻きおにぎりへ神経を集中してほしかったです。
返信削除>匿名さん
削除匿名さん、こんばんは^^
外車を、社長が乗り回したり、派手になると会社は倒産すると言われていますね。
肉巻きおにぎり店にベントレーがあったのは、驚きです。
飲食店のように、従業員の方々が利益を積み上げる会社であれば、お客様から頂いたお金を大事にして欲しいですよね。
こんばんは 突然すいません 先週宮崎へ帰省してた時に、山本がいる会社が債務超過でダメになったと聞きましたが、宮崎市民からは(いつか破綻するでしょう…)と立ち上げ当時から言われてました… 僕は街の裏にここの会社の事務所のような所があるのを知り、ベントレーフライングスパーだったです。老舗の飲食店の方が当初から(山本のところはそのうち消えるよ)述べておりました。 簡単にいえは、お金の収支の計算が出来なかったってことですか…
返信削除>匿名さん
削除匿名さんこんばんは^^
肉巻きおにぎり店の中でも、倒産が最初から懸念されていたのですね。
企業が倒産するときは、収支の計算が雑になると言われていますが、それに準じることがあったのですね。
匿名さんの仰るとおり、肉巻きおにぎり店のブームが続くと考えて、企業規模を超える大規模な設備投資を行ったことが倒産理由なのでしょうね。老舗の飲食店の方など、地元でそういう風に見られていたことには、驚きました。
山本は一番街と中央通の交わる辺りに肉巻きの店を構えてた時、お客さんからの注文を聞く位置にいましたので通りすがりの誰でも本人を見ることができました。
返信削除そこも今は夜営業のスィーツ店に変わってます