(1)銀行融資と脱税
ヤマト樹脂光学がりそな銀行から、多額の融資を引き出したことが話題になりましたが、銀行は巨額の契約を行い、お金を動かしていることをご存知の方は多いと思います。銀行は大口融資先が倒産したときに、回収できなければ多額の不良債権が発生することで、倒産するときがあります。銀行の契約書は、金額が大きいものが多く、印紙税が欠かせませんが、脱税の不祥事が発生しているようですね。
スポンサードリンク
(2)書類約30万枚に収入印紙の貼り忘れ
りそな銀行が印紙税を脱税していたことについて、2013年4月26日の毎日新聞が、<りそな銀行>印紙3年間貼り忘れ7500万円税漏れと報じているので見てみましょう。りそな銀行(大阪市中央区)が大阪国税局の税務調査を受け、12年までの約3年間で、印紙税約7500万円の納付漏れを指摘されていたことが分かった。書類約30万枚について、必要な収入印紙の貼り忘れがあったという。りそな銀行は、印紙税の脱税が指摘されていますが、大量の書類に印紙を貼り忘れており、収入印紙の貼り忘れがおこりやすいことが分かりますね。
(3)印紙税の脱税は再度発生
印紙税法に基づく過怠税を含めた追徴税額は約8200万円とみられ、同行は全額を納付する方針。
同行は09年までの約3年間についても、同様のミスなどで印紙税約2億5000万円分の納付漏れを国税局に指摘されている。りそな銀行は、印紙税の脱税が以前にも発生しており、再発防止に失敗していることが分かります。りそな銀行以外でも、収入印紙は貼り忘れやすいと思いますが、脱税はよくないですね。
(4)印紙税、脱税の過怠税
印紙税は、高額の領収書、手形、契約書など、財産権の移り変わりを証明する書面の作成者が収入印紙を貼って納める。納付漏れがあると、悪質な場合などは税額の3倍、貼り忘れなどの「うっかりミス」でも1.1倍の過怠税が課せられる。りそな銀行は、大手銀行ですので、高額の有価証券や金銭消費貸借契約書(銀行借入)などの与信取引のやりとりが多いことが分かると思います。
(5)顧客への受取書に印紙の貼り忘れ
関係者によると、同行では、顧客から現金や手形を受け取った際、行員が受取金額を記して顧客に渡す「受取書」などに、収入印紙を貼り忘れていた。貼り忘れがないよう行員らに指導していたが、一部の支店での不徹底や、貼る必要がないと誤って判断したケースがあったとみられる。
同行の持ち株会社のりそなホールディングスは「国税局の指摘に従い、全額納付する手続きを進める」としている。りそな銀行、印紙税の脱税不祥事の理由は、銀行員が30,000円を超える取引を超える取引を行ったときに収入印紙を貼り忘れていたようですね。
(6)印紙税の脱税金額
印紙税を巡っては、収入印紙が必要な文書の判別などルールが複雑とされており、「貼り忘れ」などによる企業の納付漏れが少なくない。国税庁によると、11年7月~12年6月の納付漏れは総額38億1700万円に上る。国税庁が印紙税の脱税金額を発表していますが、りそな銀行の脱税金額はかなりの金額になっていることが分かります。印紙の貼り忘れによる脱税は発生しやすいようですが、制度が続く限り、内部管理体制の強化が必要になりそうですね。
高松信用金庫 横領脱税と不正融資の不祥事が発生しており、金融機関の不正防止に対して注目が集まるかもしれないですね。りそな銀行は印紙貼り忘れは偶然ですので、銀行員の不正とは異なると言えます。
りそな銀行カードローン審査に通りやすい理由 保証会社で破産回避を見ると、カードローンの種類によって保証会社が異なることが分かります。りそな銀行など、銀行が個人ローンに積極的に参入していますので、よりサービスのいい銀行と取引を行うために、比較することが重要になっていますね。 スポンサードリンク
0 件のコメント:
コメントを投稿