日本ウエブ印刷 倒産の理由

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日本ウエブ印刷が倒産した理由は、経済環境の悪化とインターネットによるビジネス環境の変化が重なったことが理由の一つですが、役員の背任が民事再生法申請の最大の理由でしょうね。

(1)リーマンショックによる倒産

リーマンショックは、為替レートの急激な変動や世界的な需要の減少により、企業の経営に大きな悪い影響を与えました。

日本ウエブ印刷は、リーマンショックにより業績不振となっていますが、そこに別の要因が加わったことが倒産の理由になっていますね。

(2)日本ウエブ印刷が民事再生法を申請

日本ウエブ印刷、倒産の理由について、2013年4月17日帝国データバンクが、役員による資金流出が発覚、負債88億3300万円を抱え日本ウエブ印刷が民事再生と報じているので見てみましょう。
日本ウエブ印刷(株)(TDB企業コード:580047501、資本金8900万円、大阪府大阪市鶴見区鶴見6-9-26、代表清井滝典氏、従業員220名)は、4月17日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日同地裁より保全命令を受けた。
日本ウエブ印刷は、民事再生法を申請していますが、倒産のきっかけは役員が会社の資産に手をつけたことが原因のようですね。

(3)総合印刷業者として展開

当社は、1949年(昭和24年)9月に創業し、61年(昭和36年)1月に法人改組した。有名通信販売業者の商品カタログ印刷を中心に手がける総合印刷業者で、一部百貨店やスーパー向けなどのチラシ印刷も行うほか、製版や製本なども手がけていた。
日本ウエブ印刷は、総合印刷業者として事業の拡大を行い、カタログ印刷やチラシ印刷、製本などを幅広く展開していたようですね。

(4)積極的な設備投資による短納期に対応

大阪や埼玉などに6工場を有し、17台の輪転機を24時間体制で稼動させるなど中堅印刷業者ではトップクラスの生産体制を確立するとともに、通販業界特有の短納期にも対応して顧客基盤を築いていた。東京、名古屋、北陸などに営業所を開設するなど積極的な営業体制により業容を拡大し、2008年9月期には年売上高約143億4000万円を計上していた。
日本ウエブ印刷は、積極的な設備投資により、短納期に対応したことが中堅印刷業者の中では強みでしたが、経済の悪化により設備が過剰になり業績が悪化します。

(5)消費低迷とネット通販の台頭による受注減少

しかしリーマンショック後、国内景気の低迷から不動産業者や百貨店関連の受注が低迷したほか、主力であるカタログ印刷事業がネット通販などの台頭により受注が落ち込んだことにより、2010年9月期には年売上高約110億5500万円までダウン。
日本ウェブ印刷は、急速に業績が悪化していますが、販売していた取引先が環境の変化の影響を大きく受けたことが原因のようですね。
  • リーマンショックの影響 有名通信販売業者の商品カタログ印刷
  • ネット通販の台頭 一部百貨店やスーパー向けなどのチラシ印刷
日本ウェブ印刷は、マクロ経済の悪化の影響と通信販売がインターネットにシフトしていることの影響を受けたようですね。

(6)受注単価の下落と設備投資による銀行借入の増加

その後、カタログ受注は回復の兆しが見られたものの、2011年3月に発生した東日本大震災に伴い、原材料供給不足の影響を受けて4月から5月の売り上げが落ち込み、収益面も受注単価の下落や設備投資に伴う金融債務の増加などにより低調に推移していた。
日本ウエブ印刷は、経済環境の悪化とインターネットビジネスによる通信販売不調の影響がありましたが、東日本大震災により業績悪化が加速したようですね。

日本ウエブ印刷の強みは、積極的な設備投資による短納期への対応でしたが、売上の減少により銀行借入の負担が重くなり、倒産の引き金になったようですね。

(7)日本ウエブ印刷のリストラと債務超過

このため、2011年6月には鶴見工場を閉鎖して不動産を売却していたほか、役員報酬削減や人件費カットなどのリストラに努めていたものの、資金繰りの改善には至らず、2012年6月には金融機関へ返済条件の変更を要請。数度のバンクミーティングを開催して協議を重ねていたが、資産査定の結果、債務超過に転落するなど財務悪化から信用不安は拡大。
日本ウエブ印刷のリストラと銀行への貸し出し条件緩和要請、債務超過に転落するまでに行ったことについて見てみましょう。
  1. 日本ウエブ印刷の鶴見工場を閉鎖 不動産を売却
  2. 役員報酬削減や人件費カット
  3. 金融機関へ返済条件の変更を要請
  4. 資産査定の結果、債務超過に転落
日本ウエブ印刷が倒産した理由について見ると、資産査定の結果債務超過に転落していますが、過年度の決算修正の影響が大きいようですね。

(8)役員の資金流用により倒産

2012年9月期の年売上高は約101億4600万円と減収となり、過年度の決算修正により約30億円の赤字を余儀なくされていた。その後も自力での再建の道を模索したものの、今月に入り役員による資金流出が発覚するなど資金繰りが急速に悪化、民事再生法による再建を目指すこととなった。負債は、申請時点で約88億3000万円。
日本ウエブ印刷は、決算修正により債務超過となりましたが、この段階では倒産していないですね。日本ウエブ印刷の倒産は、役員による資金流出で債権者の信用がなくなったことが理由としてありそうですね。

(9)日本ウェブ印刷の民事再生法と再建

債権者は、日本ウエブ印刷の債権が不良債権とならないように資金回収が重要になりますが、役員による資金流出は資金回収が困難になるため許しがたいことでしょう。

日本ウエブ印刷は、民事再生法による再建を目指しているようですが、役員の背任や背後関係を明らかにしないと再建は困難かもしれないですね。
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12 件のコメント:

  1. 社員リストラの最中役員報酬増額!
    更に、役員は貸付金も返済していない。
    これで再生出来るはずもなし。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは。
      日本ウェブ印刷が、リストラの最中に役員報酬増額を行い、役員に貸付金があるとすれば由々しき事態ですね。

      債権者集会で、責任が追求されるのではないでしょうか。

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  2. 役員の資産隠しが有るからでしょ、
    更生手続き前に不動産資産の名義変更で
    銀行から逃れる算段済み

    返信削除
    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは。
      日本ウェブ印刷が倒産直前に、不動産資産の名義変更を行っていたとすれば問題ですね。

      自己破産 資産隠しで逮捕
      http://funshoku.blogspot.jp/2013/07/jiko-hasan-sisan-kakusi-taiho.html

      民事再生法適用前の資産隠しがあれば、問題が多いですが、管財人が全て調べるでしょう。
      銀行から逃れていたとしても、管財人からは逃れられないかもしれないですね。

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  3. 危機的状況のはずなのに内装の模様替えにバーベキューパーティー、
    大阪から異動の部長の趣味?
     
    現場の気持ち解ってますかって問いたいです。

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    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます^^

      日本ウェブ印刷の部長さんが、趣味でお忙しいとすれば、不思議なお話ですよね。
      民事再生法を申請していますので、経費の支出に変な項目があれば、管財人は厳しく対処するかもしれないですね。

      日本ウェブ印刷の経費の使い方は分かりませんが、たまたま管財人に見つかっていないのでしょう。
      匿名さんのご指摘を見ていると、会社の上層部と現場の方とで、意識に乖離があるようですね。

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    2. 匿名さんは部外者ですか? 
      バーベキューパーティーではなくすき焼きパーティーですよ。
       
      部長はパワハラで辞めさせた掃除のおじさんの代わりに、自ら掃除をしているだけです。
       
      分社化しようとしてます、新日本UEB印刷立ち上げ破産宣告し
      大阪本社の生き残り目指してます。

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    3. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      バーベキューだと屋外ですが、すき焼きだと屋内ですのでかなり印象が変わりますね。

      日本ウェブ印刷は、分社化によって債権カットと資産売却を行う見込みなのですね。
      銀行など債権者が、役員への資金流出などがある中で、民事再生計画を承認するのか気になります。

      印刷業界は競争が激しいようですが、倒産後も顧客の繋ぎ止めができるのか、気になりますね。

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  4. 建前だけが書かれてますね!
    東京支社のお話ですが!
    実際の大きな要因は村山氏死去により、その後の営業部長らのやりたい放題が原因ですよ!
    赤字になる大量の仕事(加工のある)を受け加工業者からの○○で私腹を肥やし続けた結果だと思いますよ!
    30代で家のローン完済?豪邸とも言える注文住宅を現金で買った?
    嘘だと思うなら帳簿を照らし合わせて見てくださいな!特にN部長班K部長班は酷いものです!最後の持ち逃げ話は笑えましたね!流石の○鮮系ファミリー企業ですね!

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    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      詳細を教えて頂きありがとうございます。

      実力者や経理関連業務を、会社が上手くけん制できなければ、組織が傾くというのはよくある話ですよね。
      資金流用という点は、かなり気になる話ではあります。

      事実ならば、管財人が、どこまでチェックするのか気になるところですね。

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  5. サングラッド 大阪旭区の印刷会社が、今回の仕掛け人。チャッカリ新株式を持っています。株式会社 浦口 。浦口研二。

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    返信
    1. >天才西岡さん
      返信が遅れて、申し訳ないです。

      新株式を保有しているのですね。
      債権カットが終わっているのであれば、借入が激減するため、優良企業に化けるときもありますね。

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