(1)アルパリの倒産
- 2014年1月16日
- アルパリは欧州の大手FX業者
- 金融庁がアルパリジャパンに国内保有命令
アルパリは、日本ではアルパリジャパンの法人を設立しているため、経営の動向に注目が集まっていました。アルパリジャパンは、金融庁の監督下にありますので、国内保有命令が発令されていますね。
FXの利用者にとって、アルパリジャパンの信託資産は返還されますが、トレードへの影響は大きくなります。アルパリ利用者は、スイスショックによる損失の機会を取り戻せないため、損失を取り返すことは困難になりますね。
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(2)FX利用者の影響
- 国内FX業者は信託保全を義務付け
- 信託保全により顧客資産は分離されている
- FXでスイスフラン売りの利用者は巨額の損失
- アルパリジャパンは倒産により強制決済を発表
- アルパリジャパン利用者はFXの投資額が不利になる
スイスショックは、スイスフランが短期間に歴史的な暴騰を発生させたため、巨額の損失により破産するトレーダーが現れそうです。ドル円や豪ドル円など、スイスフランの暴騰が他の通貨にも波及しているため、損失発生したトレーダーは多いと言えますね。
FXのトレーダーは、証拠金が残っていればトレードを続けられるため、ポジションを解消せずに為替レート反転による逆転の可能性があります。アルパリジャパンは倒産するだけでなく、FX利用者を強制決済させるため、損失が発生していたトレーダーには不利な影響がでると言えますね。
(3)FX業者倒産の理由
- スイス中央銀行が上限レートを撤廃
- スイスフランが約20分間にユーロに対して40%上昇
- スイスフラン売りの投資家は強制決済が多発しており破産
- スイスフラン売りの投資家はFX業者に追証を拠出できなかった
- FX業者は顧客の損失を立て替えることになり資金繰りが悪化して倒産した
FX利用者は、短期間に巨額の損失が発生したため、追証の資金が用意できない悲劇が続出しています。スイスフランは、急激な相場変動が短期間に発生しているため、買戻しの指値を入れていても滑って約定しないということもありますね。
スイスショック破産の理由をまとめましたが、FX投資家の指値と約定価格のズレが大きくなれば、大きな損失を計上するリスクがあります。アルパリのようなFX業者は、FX投資家の利益は信託で保全されていますが、FX投資家の損失は一時的に立て替える必要がありますね。
FX業者は、金融市場で為替決済を行っていますが、顧客から資金回収できなければ損失を立て替えることになります。アルパリは、親会社が倒産することを選んだため影響を受けており、FX利用者は業者を選択することが重要になっていますね。
(4)FX業者を選ぶ重要性
- アルパリはヨーロッパの会社
- 日本ではスイスフランとユーロの取引は少ない
- 海外親会社のエクスポージャーが影響を与えている
- 日本のFX業者は倒産するという話は今のところ発生していない
日本のFX業者は、個人口座の信用倍率の制限が厳しくなっているため、最大リスクが低下しています。ドル円や豪ドル円だけでなく、リラ円などの高金利通貨の取引は人気になっていますが、日本のFX業者は倒産確率が低下していますね。
日本に親会社のあるFX業者が、スイスショックにより倒産したという話は、2014年1月17日時点で管理人が確認したところ大手企業はないようです。FXは、ハイリスクハイリターンの為替取引のため、FX業者を比較して選ぶことが重要になっていますね。 スポンサードリンク
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