(1)親の仕送りが減っただけなのか
- 親の仕送りが減った
- 大学の学費が値上がりした
- 大学全入時代のため入学者が増えた
大学の学費は値上がりしており、国立大学や私立大学ともに、下宿をすれば4年間に500万円以上が必要になります。教育投資は、株式投資や不動産投資のようなものであり、子供の将来から得られる利益に投資していることになります。
大学全入時代は、受験番号と名前の書けるレベルになっていれば、大学に進学できるようになりました。教育費は、老後の備えに直結する支出になるため、子供の将来性を判断しながら投資金額を見極めることが重要になっていますね。
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(2)大学の授業が変化している
- 大学は教育ビジネスである
- 大学は生徒が増えたほうが儲かる
- 大学全入時代は大学生の評価が重要になる
- ブランド力のある大学は値上げしても入学希望者が増える
大学法人は、教員や施設を同じ規模で運営するのであれば、生徒数を限界まで増やしていけば儲かります。大学全入時代は、大学生を一人でも多く入学してもらわなければ、倒産する大学法人も発生しました。
ブランド力のある大学は、附属幼稚園や附属中学などの多角化を行っており、駅前キャンパスの拡充も行っています。大学全入時代は、ブランド力のある大学は学内施設を充実させるだけでなく、大学生の評価に媚びるカリキュラムを作る大学もありますね。
(3)授業の評価基準が厳格化
- 出席を評価
- 小テストを評価
- レポートの提出
- テストは正答が分かりやすい
- 大学生の評価しやすい授業が増える
大学生の人生は、小学校から高校までの学校教育に染まり切っているため、義務教育の延長のようなものを評価しやすくなるからです。大学の授業は、テストは論述ではなく答え決まったものになり、出席や小テストを加味する授業が増えていきます。
中学校や高校は、自分の頭で考える授業がほとんどないため、大学生に授業を評価させるリスクは高いでしょう。大学の授業は、大学生の評価しやすい授業が増えれば増えるほど、社会では役に立たない授業だらけになるという皮肉な結果になりますね。
(4)大学生の拘束時間が増える
- 授業に出席していなければ単位がとれない
- テストのために暗記しなければ点数が悪くなる
- 大学生に配慮すれば学生の拘束時間が長くなる
日本人大学生と外国人留学生特権の比較 お金がない真相をまとめましたが、厚生労働省は、外国人学生に対して税金のばら撒きを行っています。大学のキャンパスでは、外国人留学生が思ったよりも生活が豊かであると感じた人もいると思いますが、国費留学や富裕層ではなく200億円も税金が使われています。
200億円の税金があれば、成績優秀な大学生の学費を、全額免除にすることも簡単でしょう。大学は、一般教養が終了して専門課程が始まれば、田舎のキャンパスで拘束時間がさらに長くなることはよくある話ですね。
(5)時間がないためお金がない
- 塾講師で稼ぐためには拘束時間が長い
- 家庭教師は学歴が重要になり教え方も重要
- ブラックバイトにより夜間も働くことになりやすい
奨学金返済できない自己破産をまとめましたが、ブラックバイトは拘束時間が長くなるため、人生を浪費して破滅する学生が増えています。女子大生が、学費のために風俗や飲み屋で働くことが一般的になっており、限られた時間で稼ぐ必要があるのでしょうね。
大学生がブラックバイトでも働く理由は、授業の拘束時間が長くなっているため、学生同士が似たような時間のアルバイトで競争しているからです。大学の運営者は、大学生に評価されやすいようにカリキュラムや評価制度を変更していますが、生活が厳しくなることに繋がっているのは難しい問題ですね。
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