(1)ゴルフ業界の市場規模
ゴルフ場産業のデータ概要
- ゴルフ場産業の事業所数 2554
- ゴルフ場産業の売上高 1兆0637億円
- ゴルフ場産業の社員数 151400人
ゴルフ練習場産業のデータ概要
- ゴルフ場産業の事業所数 2857
- ゴルフ練習場産業の売上高 1970億円
- ゴルフ練習場産業の社員数 33900人
ゴルフ場産業は、縮小傾向が続いていることはレジャー白書のデータを比較すれば、簡単で分かりやすいですね。ゴルフ場業界の同会派、1992年が1兆9610億円、2012年が9110億円であるため半分以下に激減しています。
レジャー白書のデータと単純に比較することはできないですが、ゴルフ場業界は市場規模縮小により厳しくなっていることが分かります。ゴルフ場は、ゴルフ人業減少とプレイ料金が激安になっているため、ゴルフプレイヤーにとっては安くて楽しめる恩恵が増していますね。
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(2)ゴルフ場業界の売上高
- ゴルフ場業界1位 920億円 アコーディア2014年3月期売上高
- ゴルフ場業界2位 766億円 PGM2014年3月期売上高
- ゴルフ場業界3位 228億円 オリックスゴルフマネジメント合同会社の決算年度不明
- ゴルフ場業界4位 86.2億円 リゾートトラスト2014年3月期決算ゴルフ事業
- ゴルフ場業界5位 86.1億円 リゾートソリューション2014年3月期決算のゴルフ事業
オリックス2014決算 部門利益と事業比較をまとめましたが、不動産事業に売上と利益が総計されています。ゴルフ場は、設備投資が課題になっているため倒産が続いており、上場企業がゴルフ場の買収を安値で続けています。ゴルフ場業界の上位企業は、民事再生により銀行融資やゴルフ会員権の負債をカットして買収しているため、上位3社の規模が大きくなっていることが分かりやすい業界ですね。
ゴルフ場業界ランキング上位5社は、全てが上場企業になっており、株主優待券が優良顧客を囲い込む役割も果たしています。ゴルフ場は、アコーディアやPGMが買収を継続して規模拡大を続けているため、利用者は株主優待券により激安価格でプレイすることができますね。
(3)ゴルフ業界の衰退理由
- ゴルフは細かいルールが分かりにくい
- ゴルフ場はプレイ価格が高いというイメージがある
- ゴルフ道具は高いうえに打つのが難しいというイメージがある
ゴルフ業界は、紳士のスポーツという思い込みがあるため、新しい顧客の獲得に失敗が続いています。ゴルフ場は、中年から老人の割合が極めて高く、若者の数が少なくなっていることも特徴的ですね。
ゴルフ業界は、ゴルフ場のプレイ価格が高いだけでなく、ゴルフ道具は高く難しいという評判が口コミで広がってきました。ゴルフ場業界やパチンコ業界は、レジャー人口の減少動向は続いていますが、ディズニーランドやUSJは値上げしても入場者数が増加傾向になっていることと対象的ですね。
(4)ゴルフ場業界の変化
- ゴルフは若者から人気がないため競技人口が減少
- ゴルフ場価格やゴルフ道具の価格下落により始めやすくなっている
- ゴルフ場の資金繰り破綻は続いているため値下がり傾向は継続している
ゴルフ場業界は、市場規模の縮小は続いていますが、大手企業は買収による規模拡大を続けています。ゴルフ場業界は、零細ゴルフ場の倒産が続いているため、大手企業が買収を続ける流れは変わらないでしょう。
競馬売上回復の理由をまとめましたが、競馬業界とゴルフ業界は、インターネットの活用に大きな差が生まれてきました。ゴルフ場業界は、競馬のように生活必需品ではないため、リピーターの回数増加だけでなく新しいプレイヤーの獲得も重要になっています。
ゴルフ場の株主優待券は、ゴルフプレイヤーに人気が高いため、個人株主の獲得に大きく貢献しています。大手ゴルフ場運営会社は、インターネット予約サービスだけでなく、楽天やゴルフ場予約会社を通じて激安価格で予約できる仕組みも構築していますね。
ゴルフ道具の開発会社は、商品の開発ペースが速くなっているため、中古市場から格安で高品質のクラブを購入しやすくなっています。ゴルフ場業界の動向は、倒産増加により懸念されているようですが、価格下落やインターネット予約によって手軽にゴルフができるようになっていますね。 スポンサードリンク
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