韓進海運倒産の理由

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韓進海運は、突発破綻したため、混乱が拡大しています。韓進海運の船舶は、入行拒否や差押により、想定外の負担が荷主に発生しています。



(1)韓国の運輸インフラ崩壊

社会インフラは、産業として目立ちにくい業界ですが、国の競争力を支えるために重要です。運輸産業は、製品や人を効率的に輸送することにより、製品の競争力を高めることに繋がっています。

海運は、大量の製品を安価に輸送することができるため、効率的な輸出入に不可欠になっています。海運業界は、海運市況により運賃が大きく変動するため、資源価格や景気の変動を受けやすい業界でしょう。

大型船舶は、1隻当たりの船体価格や傭船量が高価なため、市況を読み違えれば倒産することになります。日本や韓国では、海運会社の倒産が発生しているものの、倒産後の混乱に大きな差がありますね。
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(2)韓進グループ

  1. 韓国10大財閥
  2. 大韓航空も系列企業
  3. 韓進海運は世界8位の海運会社
  4. 韓進グループ倒産に繋がるため経営支援を拒否
韓進グループは、米軍からの運輸事業から拡大しており、海運や空運の巨大企業に成長しています。韓進グループは、ナッツリターン事件の大韓航空もあるため、経営能力に疑問のある財閥と言えるでしょう。

韓進海運は、ダンピングにより企業規模を拡大してきたため、世界8位の海運会社になっています。韓国企業は、負債の規模が大きい特徴があるため、経営問題が発生したときに重荷になります。

韓進グループは、韓進海運の金融支援に失敗しており、世界規模の問題が発生しています。韓国は、輸出入を貿易に頼る貿易立国のため、韓進海運倒産が政治問題に発展していますね。

(3)海運業界の特徴

  1. 海運市況の影響が大きい
  2. 船舶の供給が過多になっている
  3. 巨大船舶1隻は数十億円から数百億円
  4. 自社所有と傭船を使い分けることが重要になる
  5. 海運市況を読み間違えれば多額の損失が発生する
海運業界は、非常に経営の難しい業界であるだけでなく、利益率の低いことが有名です。日本企業では、商船三井が船舶調達に失敗しており、巨額の赤字が発生していました。

海運市況は、中国など新興国の資源需要拡大により高騰していたため、海運会社船舶を大量に調達しました。海運会社は、海運市況好調のときに多額の利益を得るだけでなく、自社所有や傭船を増やすことにより輸送船団を拡大します。

海運市況は、好況の後に急激に暴落したため、海運会社に多額の損失が発生しました。大型船舶は、中国の造船所が大量建造によるダンピングを続けたため、海運市況の需給が崩れて海運会社は破綻していますね。

(4)韓進海運倒産の影響

  1. 水先案内人やクレーン使用料などを支払えない
  2. 大型船舶が過去の支払滞納により入港拒否されている
  3. 韓進海運はコンテナの積み下ろしができないため荷主が混乱
  4. 船オーナーが傭船料を滞納しているため船舶の差し押さえを行った
韓進海運は、倒産により信用力がなくているうえに、韓国政府や銀行団からの金融支援を受けることに失敗しています。韓進海運の支払能力は、韓国国外ではマイナスになっているため、外国から相手にされなくなっています。

水先案内人は、外国船が安全に入港するために不可欠になっていますが、韓進海運は倒産したため拒否されています。港湾設備も、多額の支払滞納が残っているため、韓進海運の船舶は積荷を積んだまま放置されています。

韓進海運は、資金繰り破綻をしているため傭船料の支払も行えていなかったため、傭船会社から船舶の差し押さえも行われています。韓国企業は、韓進海運の倒産により大混乱が発生しており、金融支援能力が低いことが分かりやすいでしょう。

(5)韓進海運倒産により海運株が値上がり

  1. 海運市況が改善
  2. 海運株が値上がりしている
  3. 海運業界が倒産による滞貨により混乱
  4. 日本の海運会社も滞貨の混乱に巻き込まれている
韓進海運は、1兆7000億円の積荷を運んでいたと言われており、荷主や海運業界に混乱が拡大しています。韓進海運の船舶は、船主などの債権者から積荷ごと差し押さえが始っており、身動きのとれない悲惨な状況になっています。

海運業界は、巨大な投資をリスク分散するために、船舶やコンテナの全てが自社所有ではありません。韓進海運のように、大手海運会社の倒産は想定しにくいため、突発破綻により混乱が世界に拡大しています。

貿易金融は、輸出業者と輸入業者のリスクを軽減することにより、資金繰りのリスクを軽減させています。大手海運会社が、突発破綻するようなことを想定外のため、海進海運を利用していた業者にも負担は発生するでしょう。

海運株は、韓進海運の倒産により海運市況混乱したため、海運市況改善期待により株価値上がりしています。日本郵船や商船三井、川崎汽船の大手海運会社は韓国リスクを軽視してアライアンスを締結していたため、韓進海運倒産に巻き込まれていますね。
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8 件のコメント:

  1. 国ごとつぶれて欲しい。

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    1. >匿名さん
      匿名さん、こんにちは^^
      なかなかしぶとい感じがしますよね。

      韓国企業は、外国企業が株式のほとんどを保有しているので、実質潰れてるようなものなのかなぁと思っています。
      株主第一になれば、価格競争のために産業空洞化が進んでいくので、失業者も増えてスカスカになるのでしょう^^

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  2. カリフォルニア在住で、先ほどロングビーチの方に出かけたら、海に韓進のでっかい船が物凄い量のコンテナー積んで浮いてました笑
    途方にくれた感が半端なくて笑えました

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    1. >うさぎさん
      うさんぎさん、こんにちは^^
      巨大コンテナ船が、浮かんでるだけというのは、珍しい光景ですよね(笑)

      信用力ゼロのため、入港拒否されてるのか、差し押さえ逃れなのか…
      どちらにしてもロクな理由では、ないのでしょうね^^

      巨大船も、借りてきたものが多いため、所有者に迷惑がかかっているそうです苦笑。

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    2. こんにちは!
      とっても為になるブログで、興味深く読ませてもらってます(^o^)/

      巨大船は借りてるものが多いんですね!
      知らなかったです! 所有者巻きこまれてかわいそうすぎですね。。

      いつまで居座るつもりか知らないですけど、
      韓進は海賊が周りにいないだけでも、
      喜ぶべきですな笑

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    3. >うさぎさん
      返信が送れて申し訳ないです!

      正確に申し上げると、巨大船は、借りるケースもあります。
      海運会社が、全てを所有すれば、巨大なリスクを背負い込むことになるからです。

      うさぎさんの仰る通り、所有者は、想定外のリスクに巻き込まれています。
      大手海運会社、国のトップ企業が、突発破綻してますからね。

      海賊が周りにいたら、確かにやりたい放題だったような気がします・・・。

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  3. 韓国に関わる日本企業処分セール。
    役員が在日で手を組んで道連れなのか?

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    1. >うんこたれまくりさん
      こんばんは^^
      日本企業処分セールは、本当に、その通りでしょうね。

      株価暴落してるわけですから、経営陣にセンスがないのでしょうか。
      何のために提携しているのか、リスクを天秤にかけたときに、未だにさっぱり分かりません。

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