アメリカの学費が安いは嘘である

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アメリカの一流大学は、年間800万円以上学費が必要になっており、インフレ以上に値上がりしています。アメリカの大学基金は、資産運用に成功しているため、優秀な学生に還元していますね。


(1)アメリカの大学進学費用が安いという通説は嘘である

  1. 日本の学費が高いのは問題だ
  2. 日本の奨学金は不利な制度になっている
  3. 欧米の大学進学費用は安いため日本も見習うべきである
  4. 大学進学に関しては上記のような内容は嘘であることが真相である
日本は、大学の奨学金返済を社会問題にしようとする動きはありますが、その背景を見るといくつかの前提があります。大学の学費が高いうえに、奨学金は不利な学生ローンになっているという指摘もありますが、本当に説得力のある内容なのでしょうか。

大学進学費用は、欧米のほうが安いというイメージはあると思いますが、教育費が日本の数倍する国もあります。子供の教育費を貯めない親も問題ないことをまとめましたが、株式投資のほうが期待リターンは高いため、学力の低い子供を無理に進学させる必要もないでしょう。

大学全入時代の現状は、Fラン大学が乱造しているだけでなく、有名私立大学も学力低下が激しくなっています。教育投資は、子供の将来のために不可欠であると言われていますが、やる気のある子供は大学に進学する価値があるということなのでしょうね。
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(2)アメリカの学費は高い

  1. 日本の公立大学 年50万円前後
  2. アメリカの公立大学 年100万円以上
  3. アメリカの私立大学 年800万円以上のトップ校もある
  4. 学生は奨学金を6割が利用している
  5. 学生は奨学金を平均300万円借りている
  6. アメリカは教育ローンの金利も高くなっている
海外の大学は、学費が安いということが言われていますが、アメリカの大学を2016年3月16日の日経から見てみましょう。学費借りる口コミ破綻をまとめましたが、日本の公立大学は、地元住民の授業料を優遇しており50万円程度になっています。

アメリカの公立大学は、年間授業料100万円以上になっているうえに、私立大学の有名校は800万円以上するところもあります。アメリカの学生は、奨学金を6割が利用しているうえに、平均300万円を借りているため少なくない金額でしょう。

日本とアメリカを比較すれば、アメリカのほうが金利も高いため、支払利息の負担も重くなりやすいです。アメリカの大学は、学生に無償奨学金を分配していることも指摘されていますが、運用に成功した資金を使っているため比較対象にならないでしょうね。

(3)アメリカの大学は投資資金を学生に分配している

  1. 日本の大学基金は規模が小さい
  2. 日本の大学基金は資金運用に失敗してる
  3. アメリカの大学基金は資金運用に成功している
  4. アメリカの大学基金は年利8%前後の投資利回りがある
  5. 大学基金は無償奨学金を投資資金や寄付により拡充している
  6. 有名大学は大学基金が1兆円を超えており運用資産が膨らんでいる 
アメリカの大学は、無償の奨学金が充実しているため、日本とは違うと思い込んでいる人もいるでしょう。アメリカは、大学基金の資金運用能力の違いが大きいため、集めた寄付金を大きく増やしています。

大学基金は、多額の寄付を集めて奨学金にしているだけでなく、着実な投資運用に成功したことにより規模を増大させています。ハーバード大学は3兆円以上、エール大学やプリンストン大学は2兆円前後、数千億円の大学基金を運用している大学も多数あります。

慶應義塾大学や早稲田大学、国立大学ならば東京大学は日本代表の大学基金ですが、数百億円レベルにとどまっています。日本の大学は、投資運用の素人が多く大学基金を運用でも増やせていないため、奨学金制度が海外よりも見劣りしているのは仕方がないということですね。

(4)奨学金は有利に借りることができる

  1. 学生は無職のように信用力がない
  2. 学生は未成年のためお金を貸す契約などしにくい
  3. 学生は収入もすくないため普通の金利で多額を借りられない
  4. 奨学金はカードローンやキャッシングの金利より もかなり低い金利である
  5. 奨学金は無職の未成年に1%未満の超低金利で数百万円を貸出している
日本の大学は、奨学金制度が学生ローンになっているという指摘はありますが、資金運用の能力がないため仕方がないですね。奨学金は、大学進学のために不可欠になっていますが、そこまで不利な制度であるのか考えてみましょう。

大学生は、無職のような信用力しかないだけでなく、フリーターよりもアルバイトなどの就業時間は短くなっています。大学生は、入学当初は18歳や19歳の未成年のため、契約を無効にされるリスクがあるため保証人が重要になります。

大学中退の理由 お金がない割合をまとめましたが、授業料滞納を理由とした中退は、全体の0.4%になっていることが分かります。大学生は、5割以上が奨学金を利用していると言われており、奨学金がなければ大学入学できなかった人は多いでしょう。
大学生の信用力は、成人フリーターや成人ニートよりも劣っているため、金利を高く設定しなければお金を貸す人はいません。奨学金は、見ず知らずの無職未成年に数百万円も貸しているだけでなく、超低金利で返済開始も遅くできるため借り手に有利と言えますね。

(5)奨学金免除の基準は難しい

  1. 全大学を対象にすることは難しい
  2. 大学が成績基準をゆるくすることになりやすい
  3. 学生が成績基準のゆるい授業ばかりを受講することに繋がる
  4. 東京大学とFラン大学の学力を同じとして考える制度設計は現実的ではない
  5. 日本人学生支援は外国人学生や海外支援にお金を使うことよりも優先すべき
日本人大学生と外国人留学生特権の比較 お金がない真相をまとめましたが、外国人留学生には特権が与えられており、過剰な待遇になっていることが分かります。税金は、日本人の生活が豊かになることを優先すべきであるため、予算配分の優先順位が間違っていますね。

日本の大学は、外国人留学生にとって魅力的な教育サービスを提供しているのであれば、大金を払ってでも入学してくるため特権を作ってまで優遇する必要はありません。日本の大学が、多数の留学生を呼び込みたいのであれば、大学基金を使った経営として取り組めばよいだけです。

アメリカの学費が安いという話は嘘であり、大学経営の能力が高いため、独自資金により無償奨学金や教育サービスを充実させています。日本は、外国人留学生の特権にお金を浪費するよりも、普通の日本人の生活が豊かになることを優先するべきと考えています。
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2 件のコメント:

  1. >アメリカの大学基金は年利8%前後の投資利回りがある
    何年の話ですか?
    今の米国債10年債利回りは、1.701です
    8-1.7=6.3%もスプレッドがあるのは何ですか、米国株ですか?

    返信削除
    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは。
      返信が遅れて申し訳ないです。

      米国株にも投資していますが、幅広く投資しています。
      ベンチャーキャピタルやオルタナティブなど、幅広く投資を継続して行ってきました。

      匿名さんの仰る通り、米国債だけでは、上記のような利回りを達成できていないと思います^^

      削除

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