(1)韓国経済の現状は不景気
韓国経済の現状は、輸出産業が競争力を失っており、国内景気に大きな影響を与えています。韓国経済は、GDPの半分が輸出に依存しているため、経済成長率の鈍化が止まらなくなっていますね。競争力のある輸出産業は、雇用や国内調達による経済効果があるため、内需に対する刺激効果は大きくなります。韓国経済は、輸出に依存している経済構造を続けているため、輸出が減少すれば景気悪化が止まらなくなる理由と言えるでしょう。
サムスングループは、韓国経済1位の資産規模と利益のトップ企業ですが、スマホの販売シェアは激減により大規模なリストラを行なっています。韓国経済は、日本をパクルことにより急成長しましたが、中国との模倣品競争により失速が止まらなくなっている現状がありますね。
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(2)造船産業のシェア
戦後 世界の造船産業シェア
- 世界の造船産業シェア1960年 日本20%前後
- 世界の造船産業シェア1960年 西欧60%から70%
- 世界の造船産業シェア1985年 日本50%前後
- 世界の造船産業シェア1985年 韓国20%前後
- 世界の造船産業シェア1985年 西欧10%前後
2010年 世界の造船産業シェア
- 世界の造船産業シェア2010年 中国38%
- 世界の造船産業シェア2010年 韓国33%
- 世界の造船産業シェア2010年 日本21%
日本経済は、日米安保条約により防衛費の負担を少なくできたため、経済投資に集中して大成功しています。日本の造船業は、高度経済成長からバブル経済にかけて急速にシェアを伸ばしており、1985年頃は世界シェア過半数の1位になっていますね。
韓国の造船業は、産業基盤が何もなかったものの日本が支援した結果、日本の造船業は凋落しており敵に塩を送ったようなものでしょう。日本の造船業は、中国や韓国を支援したため激しいリストラを行なっており、国内雇用や下請け企業に莫大な損害が発生していますね。
(3)2015年9月の世界造船受注量
- 海運調査会社クラークソンリサーチの調査
- 2015年8月の造船発注量 134CGT
- 2015年9月の造船発注量 414CGT 132隻
- 2015年9月の造船受注量1位 中国149万CGT
- 2015年9月の造船受注量2位 日本138万CGT
- 2015年9月の造船受注量3位 韓国107万CGT
- 2015年第3四半期の造船受注量1位 中国348万CGT
- 2015年第3四半期の造船受注量2位 日本236万CGT
- 2015年第3四半期の造船受注量3位 韓国211万CGT
韓国経済の現状2015年7月サムスン重工業の造船崩壊をまとめましたが、海洋資源プラント失敗により、大手造船業3社は大幅赤字に転落しています。韓国企業は、ダンピングによる価格競争力だけが強みであったため、海洋資源プラントの失敗により受注シェアが激減しました。
2015年9月の造船受注量を比較すれば、中国が1位になっているだけでなく、日本が2位になっており受注量が中国に肉薄しています。韓国経済の現状は、為替レートウォン安による価格競争力だけが強みであったため、為替レートウォン高ドル安により月間受注量3位に転落が続いているということですね。
(4)造船産業は総合力が重要になる
- 船舶は金額が高い
- 船舶は耐用年数が長い
- 船舶は船舶ファイナンスが重要になる
- 造船業は大量雇用による雇用吸収力が非常に高い
- 造船業は鉄鋼や電力などの資材消費による効果が高い
韓国経済の現状は、民間金融機関の信用力低下が続いているうえに、大手造船業者の赤字が拡大しています。韓国経済は、造船受注量のシェア低下が止まらなくなっていますが、大手造船業者は信用力低下により投資も難しくなるでしょう。
韓国経済崩壊最新2016年2月 造船受注がゼロをまとめましたが、大手企業の受注量が、価格競争力低下により消滅しています。造船産業は、価格競争力が重要になるため、為替レートウォン高と財務悪化により新規案件の受注ができなくなりました。
造船業は、重厚長大型の労働集約産業と言われてきましたが、大量雇用や大量調達による影響が大きい産業です。韓国経済の現状は、造船業の業績悪化が止まらなくなっていますが、日本企業は今治造船の新規ドッグ建造などV字回復が継続していますね。 スポンサードリンク
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