(1)年金破綻と納付期間
年金破綻は、日本社会で規定路線になっていますが、少子高齢化によって事実上の破綻状態ですね。年金が破綻しないと言われている理由は、保険料を増やしたり、年金支給年齢を遅らせることが大きな理由になっています。年金は、60歳から支給される制度設計でしたが、65歳からの支給に先延ばしされています。老後の年金生活を考えた人はいると思いますが、今の若い世代の口コミには、年金受給開始は70歳以降になる可能性を考えていますね。
消えた年金は、年金に対する信頼崩壊が口コミで繋がっており、国民年金納付率は40%を切る水準に低迷しています。老後の年金は、期待できないことが分かっていますので、資産運用によって資産を増やすことが重要になっていますね。
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(2)年齢別の年金受給金額 利益と損失
- 1940年生まれ 75歳 厚生年金の利益が3090万円
- 1945年生まれ 70歳 厚生年金の利益が1770万円
- 1950年生まれ 65歳 厚生年金の利益が 770万円
- 1955年生まれ 60歳 厚生年金の利益が 210万円
- 1960年生まれ 55歳 厚生年金の損失が 260万円
- 1965年生まれ 50歳 厚生年金の損失が 660万円
- 1970年生まれ 45歳 厚生年金の損失が1050万円
- 1975年生まれ 40歳 厚生年金の損失が1380万円
- 1980年生まれ 35歳 厚生年金の損失が1700万円
- 1985年生まれ 30歳 厚生年金の損失が1980万円
- 1990年生まれ 25歳 厚生年金の損失が2240万円
- 1995年生まれ 20歳 厚生年金の損失が2460万円
- 2000年生まれ 15歳 厚生年金の損失が2610万円
- 2005年生まれ 10歳 厚生年金の損失が2740万円
- 2010年生まれ 5歳 厚生年金の損失が2840万円
厚生年金保険料は、障害保険の保険料は含まれていますが、多額の年金保険料を長期間支払う必要があります。厚生年金の受給額は、30代や40代であっても大幅な損失になりますが、20代以下になると悲惨になることは口コミで広がっていますね。
中国崩壊2015年7月 株価暴落の影響を考えれば、中国の年金基金は、パフォーマンスが大幅に悪化することになります。日本の厚生年金は、中国株購入は限定的な金額になっていますが、世界同時株安になれば資産激減により年金保険料は値上がりします。
銀行や証券会社は、多数の金融商品を販売していますが、最初から損失が発生するものであれば購入しない人は多いと思います。厚生年金保険は、保険料の払い戻しはできないうえに、年金受給までの期間が長期化していますので不利な金融商品であると言えますね。
(3)年金の収支 資産が増える理由
- 年金支給額 年金資産が減る
- 年金保険料 年金資産が増える
- 年金資産の運用 年金資産が増減する
厚生年金の破綻を考えるときに、年金資産の流れを考えることは重要になります。日本が少子高齢化することは、1970年代頃から指摘されていましたので、子供の人数を見れば統計的に分かる話ですね。
年金納付率の年代別比較をまとめましたが、国民年金の納付率推移は、若い世代ほど低いことが分かります。年金の信頼崩壊と非正規雇用の増加などにより、20代の年金納付率は、20%台に低迷しており制度が崩壊していますね。
厚生年金の破綻を防ぐためには、少子高齢化を前提にした収支設計だけでなく、資産運用によって痛みを緩和することができると言えます。厚生年金が破綻しているのは、人口動態だけが理由ではなく、年金資産の運用で高齢者が儲けてきたことが大きな理由ですね。
(4)厚生年金の無駄遣い 高齢者の雇用創出と福利厚生
- 財投債の発行 厚生年金の資産で購入
- 財投債の目的 公共インフラ投資などに活用
- グリーンピアの建設 雇用と福利厚生で貢献している
財投債は既に廃止されていますが、厚生年金資産を低金利で運用しながら、高齢者に対して雇用や仕事を供給していました。厚生年金は破綻していますが、高齢者が得てきた恩恵を、現役世代が穴埋めしていることが分かりますね。
年金制度破綻の理由 種類比較をまとめましたが、国民年金の積立金は、2055年に枯渇することが既に議論されています。国民年金の破綻回避のために、厚生年金に1000万人が移行する議論は行われていますが、流通や飲食業などを中心に大きな負担が発生しそうですね。
厚生年金の特徴は、お年寄りは年金支給が多いうえに、安価な住宅や融資だけでなく仕事の面で恩恵を得てきました。厚生年金が破綻している現役世代は、負の遺産を引き継いでおり、デメリットしかない制度になっていますね。
(5)老後の変化と年金破綻
- 若者の収入減少 非正規雇用化と収入減少
- 若者の支出増加 少子高齢化により年金保険料の増加
- 若者の年金減少 年金破綻により年金支給先送りと給付削減
厚生年金基金破綻の理由をまとめましたが、資産運用の失敗により、解散する基金は続出しているようです。厚生年金基金の解散により、厚生年金保険料の追加支払いを求められる加入者もいるため、逃げ切れなかった世代は負担が大きくなっています。
日本社会の変化により、若者の収入減少や雇用不安定化が広がっている上に、社会保障制度の失敗を押し付けられています。厚生年金の損失補てんのために、年金保険料増加と年金支給開始先送りが行われており、現役世代にとって悪い面が目立っていますね。
厚生年金資産は、複利による運用に失敗した結果、年金制度破綻に繋がりました。年金制度は、既に破綻していますので、老後のためにも資産運用を行っていくことが重要になっていますね。
>匿名さん
返信削除匿名さん、こんにちは^^
申し訳ないですが、文字化けしておりましたので、コメントを削除いたしました。
文字化けの文面から察するに、かなり長い文章のようでしたので、申し訳ない思いです。
再度、投稿する機会があれば、引き続きよろしくお願い致します。