(1)みずほ銀行の業績と業務改善命令
みずほ銀行は2013年に、オリコの提携ローンで業務改善命令を発表したことが話題になりました。みずほ銀行の佐藤頭取は辞任しないとしていましたが、最終的に辞任しており社会的に大きな影響はあったことが分かりますね。みずほ銀行とオリコに対して、金融庁と経済産業省は業務改善命令を発令しており、提携ローンに対する影響に注目が集まっていました。大手銀行系列の消費者金融や信販会社を中心に、ローン商品の審査が厳しくなる可能性がありますので、審査に申し込むときは早いほうがよいかもしれないですね。
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(2)みずほ銀行の利益が過去最高になる可能性
- みずほフィナンシャルグループ 2013年4月から2013年12月期決算
- みずほフィナンシャルグループ 2013年度第3四半期決算 連結純利益5631億円
- みずほフィナンシャルグループ 2013年度第3四半期決算 前年同期比44%の増加
- みずほフィナンシャルグループ 2013年度決算予想6000億円から増加の見込み
- みずほフィナンシャルグループ 2013年度の年間配当 当初計画6円 修正後6.5円に増加
- みずほフィナンシャルグループ 2013年9月末 国内融資残高 約55兆円
- みずほフィナンシャルグループ 2013年12月末 国内融資残高 約55兆8000億円
- みずほフィナンシャルグループ 2013年9月末から12月末 融資増加は半分が中小企業
三菱東京UFJ銀行2014年決算 融資増加の理由をまとめましたが、三菱東京UFJ銀行や三井住友銀行と比較すると、みずほ銀行は業績で差をつけられていると言えます。みずほ銀行は、銀行融資や海外取引のサービス改善に繋げることができるのか、株主還元とともに注目ですね。
みずほ銀行はグループの連結で、2006年3月期の6499億円が過去最高利益となっており、2014年3月期決算は業績の進捗率を見ると過去最高利益になる可能性がありますね。みずほフィナンシャルグループは、みずほ銀行の融資状況を見ると業績改善は分かりますが、三井住友銀行と経営面で異なることが分かりますね。
メガバンク2014年決算比較 利益増加の理由を見れば、みずほ銀行グループの利益水準は、三菱東京UFJ銀行グループや三井住友銀行グループと大きな格差があります。みずほ銀行2014年3月期決算は、グループの子会社から得られる収益の利益押し上げ効果にも違いがありますね。
(3)みずほ銀行の不良債権が減少
- 2011年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行の不良債権比率 1.72%
- 2012年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行の不良債権比率 1.63%
- 2013年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行の不良債権比率 1.71%
- 2013年9月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行の不良債権比率 1.35%
- 2013年12月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行の不良債権比率 1.29%
みずほ銀行の財務の健全性を見ると、アベノミクスによる企業業績の拡大で、不良債権比率が大きく減少しています。みずほ銀行などの大手銀行や地方銀行では、中小企業金融円滑化法の期限切れによる倒産増加で、不良債権増加が懸念されていましたが特に問題はないことが業績から分かりますね。
銀行融資審査甘い理由と不良債権減少をまとめましたが、不動産担保処分などの不良債権処理は進んでいることが分かります。みずほ銀行だけでなく、銀行業界全体の不良債権が減少していますので、安倍政権による経済政策は成功していると言えますね。
(4)みずほフィナンシャルグループの有価証券評価益が増加
- 2011年3月末 みずほFG その他有価証券評価差額 6億円
- 2012年3月末 みずほFG その他有価証券評価差額 912億円
- 2013年3月末 みずほFG その他有価証券評価差額 8781億円
- 2013年9月末 みずほFG その他有価証券評価差額 1兆0168億円
- 2013年12月末 みずほFG その他有価証券評価差額 1兆1412億円
りそな銀行2014年決算 融資増加の理由をまとめましたが、みずほ銀行とりそな銀行を比較すると、収益力や不良債権比率に大きな違いがあります。みずほ銀行はりそな銀行は、財務の健全性が懸念されていた銀行ですが収益力に差があると言えそうですね。。
三井住友銀行2014年決算最高利益の理由を見ると、有価証券評価差額を大幅に計上しており、みずほ銀行と業績格差の要因となっています。みずほ銀行と三井住友銀行の決算を比較すると、市場での資金運用で大きな違いがあることが分かりますね。
(5)みずほ銀行の国債保有残高と残存期間
みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高
- 2011年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高 29.0兆円
- 2012年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高 32.4兆円
- 2013年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高 30.6兆円
- 2013年9月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高 25.8兆円
- 2013年12月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残高 25.7兆円
みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存年数
- 2011年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存期間 1.7年
- 2012年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存期間 2.2年
- 2013年3月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存期間 2.5年
- 2013年9月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存期間 2.2年
- 2013年12月末 みずほ銀行とみずほ信託銀行 国債残存期間 2.3年
三井住友銀行2014年決算最高利益の理由を見ると、国債残高が9.2兆円に減少する一方で、株式の運用で1000億円の利益計上に成功しています。みずほ銀行と三井住友銀行を比較すると、アベノミクスに対応した経営を行ったのかどうかで、メガバンクの業績に大きな差があることが分かりますね。
再生可能エネルギー融資比較 審査ゆるい口コミ評価をまとめましたが、みずほ銀行は再生可能エネルギー融資に積極的な経営方針です。みずほ銀行は、融資増加を行う姿勢を見せているうえに、過去最高利益の達成可能性があるため、審査の余力があるうちに融資申込を比較することが重要であると言えそうですね。 スポンサードリンク
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