シティデンタルクリニック倒産被害の理由

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シティデンタルクリニックが倒産しましたが、その理由について見てみたいと思います。シティデンタルクリニックは、福岡でインプラント治療を行っており、運営していた医療法人が倒産したようですね。シティデンタルクリニックは、倒産前に多額の前払金を患者から受け取っており、問題になりそうですね。

(1)倒産と前払金

企業の資金繰りを見ると、前払金を消費者から受け取り、運転資金や設備資金に投資する会社があります。前払金を倒産前に投資すると、手元に現金はなくなりますね。

語学学校倒産のケースを見ても、受講生から授業料のお金を前払いで受け取っていますが、返金されない問題が生じます。NOVAの倒産で少し触れましたが、大手で一定の資金量があると信託スキームを用いて、これを回避する方法もあります。

シティデンタルクリニックは倒産しましたが、病院の倒産動向を見ると歯科医院は競争が激化しており、高額な治療について注意が必要かもしれないですね。
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(2)インプラント治療の歯科医院、樹啓会倒産

シティデンタルクリニック倒産の理由について、2013年3月15日の読売新聞が、前払い金2億4000万円超、博多の歯科破産で被害と報じているので見てみましょう。
福岡市博多区でインプラント(人工歯根)治療を行う歯科医院「シティデンタルクリニック」(博多区博多駅前2)を運営していた医療法人「樹啓会(じゅけいかい)」(同)が破産し、治療費を前払いした患者らが17日、被害者の会を発足させる。患者側によると、治療が終わっていない患者は九州を中心に200人以上おり、前払い金などは2億4000万円を超えるという。
シティデンタルクリニックを運営していた医療法人、樹啓会が倒産したことで、前払金を支払っていた多数の患者で被害者の会を発足したようですね。
  • 被害者は九州中心
  • 治療が終わっていない患者が200人以上
  • シティデンタルクリニックが受け取った前払金は2億4000万円超
シティデンタルクリニックは、倒産前に前払金を受け取っていますが、患者数はかなりの数を抱えており被害者の増加に繋がったようですね。

(3)インプラント治療と患者の指摘

300万円支払ったがほとんど治療を受けていない」「治療後、歯の調子が悪い」と訴える患者もおり、損害賠償請求訴訟を起こすことも含め検討する。
シティデンタルクリニックに倒産前に前払金を支払った患者の中には、治療をほとんど受けることのできなかった患者もいます。シティデンタルクリニックの倒産が、倒産を計画しつつ、患者からの前払金を集めていたのかも、調査されるのではないでしょうか。

ミュゼプラチナム倒産の危機をまとめましたが、医療行為に準じるものは、健康被害の補償が重要になります。シティデンタルクリニックやミュゼコーポレーションは、インプラントや脱毛の流行により規模拡大していますが、被害補償を行なうのかも重要なポイントになりそうですね。

(4)樹啓会理事長の弁明と資金繰り

代理人弁護士によると、法人の理事長は「お金だけ受け取って治療しないという考えはなかった。申し訳ない」と話しているという。
シティデンタルクリニックの運営会社、樹啓会理事長が倒産について弁明しています。樹啓会理事長の倒産についての話が本当かどうかは、直近の入出金や取引先との関係を追いかければ、すぐに解明されそうですね。

(5)樹啓会倒産の理由とシティデンタルクリニック

民間信用調査会社の東京商工リサーチ福岡支社によると、樹啓会は機器導入経費の負担などで経営が悪化し、今年2月、福岡地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約7億1500万円。
樹啓会倒産の理由として、機器導入経費の負担などとありますが以下の点もポイントになりそうですね。
  • 設備の金額
  • 設備の支払方法と利用計画
  • リベートの有無
  • 経営計画と必要患者数
  • 倒産直前の入出金の流れ
樹啓会が倒産前に、どのような経営計画や経営方針で、シティデンタルクリニックを運営していたのかがポイントになりそうですね。ライオンズ歯科 倒産と週刊文春を見ると、インプラント治療を選ぶ際は、知名度に頼らないことが重要と言えそうですね。

(6)被害者の会が重要な理由

被害者の会の会合は17日午後1時、同区博多駅前4の深見ビルで開催。問い合わせは事務局(080・8387・5105)へ。
シティデンタルクリニック倒産被害に対して、被害者の会が発足するようですが重要な理由について簡単に考えたいと思います。

シティデンタルクリニックに治療費を前払いで支払った方は、シティデンタルクリニック倒産後、優先債権に対して支払いが後回しにされる可能性があります。
  • 従業員の給料など
  • 税金の支払い
シティデンタルクリニックが、倒産後に上記のようや優先債権に配当が優先されて、NOVA倒産横領の和解金が安いで説明したように被害者に1円も返金されない可能性があります

シティデンタルクリニック倒産による被害者の会が重要な理由は、詐欺などの可能性を追求して、被害者が1円でも多く取り戻すために重要かもしれないですね。樹啓会 倒産詐欺で告訴が検討されていますが、破産を計画しながら顧客集めを行っていたようですね。
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6 件のコメント:

  1. ㈱愛建ホーム
    禅院社長が 以前理事長してましたね。
    かなり 裏金が動いてるようです。

    警察も逮捕に向けて捜査しています。

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    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます^^
      返信送れて、申し訳ないです。

      シティデンタルクリニック、倒産の背景には資金の流れと経営陣の動きは気になりますね。
      シティデンタルクリニックの倒産は被害者が多いうえに、インプラント業界に悪い影響を与えていますので、警察の捜査動向に注目ですね。

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  2. リピーター患者不足を浮動流入患者で補う経営法
    積み重ねた信用がないので、金で信用を作り上げる手法(マスコミ 外装内装 宣伝)
    これで高コスト高体質となる。、いままでなら薄利多売と特定優良富裕患者への客単価アップでカバーできたのだが
    歯科医院競争激化で客(患者)数が想定数よりあつまらず破綻した
     という平成流倒産ですね

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    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、おはようございます^^
      歯医者の経営手法の一つについて、ご指南ありがとうございます。

      シティデンタルクリニックが、短期で利益の最大化を狙っていたと仮定すれば、リピーターは難しくなりそうですね。
      商売をするうえで、信用を積み重ねてリピーターや口コミが大事になるという点は、匿名さんの仰る通りと思います。

      開業医は、みなし経費など税金面で、非常に優遇されている面があります。
      歯科医の倒産増加は指摘されていますが、匿名さんの仰る通り、リピーター不足などの平成流倒産は一つの型としてありそうですね。

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  3. 私はこの中で悪の根元を知っています。

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    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      シティデンタルクリニックの倒産について、匿名さんはお詳しいのですね。

      歯医者など、医者は開業すれば多額の収益を稼ぐことになりますが、1億円超の人もでていますよね。
      もちろん、衛生機器やシステムなどへの設備投資も高額になりますが、支払いが国のため取引先の支払いは安定している業界と思います。

      シティデンタルクリニックのように、インプラント治療を期待している、お客さんは多いと思います。
      インプラント治療を受けるときは、歯医者の口コミなどを比較することも重要になっているのでしょうね^^

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