三桜工業 脱税の仕組みと理由

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東証一部上場企業の三桜工業が、脱税であると指摘を受けています。その仕組みと理由を見てみると、世界的に展開する黒字企業ならではの問題があることが分かります。


三桜工業 会社概要

国内シェア首位の独立系

ヤフーファイナンスで、会社概要について見てみると、自動車用の各種チューブや集合配管などを製造、独立系で国内シェア首位、海外工場多数となっています。ホームページで確認したところ、独立系で国内シェア首位であるため、複数の大手自動車メーカーと取引を行っています。

3期連続の黒字 売上高700億円超の大企業

三桜工業の業績3期分

三桜工業の業績を見ると、売上高700億円超、当期利益も三期連続の黒字を計上している、優良企業であることが分かります。東証一部上場企業で、赤字を計上する企業が多いですが、黒字を維持していることが特徴的です。

三桜工業は海外工場が多い 修正申告済み

東証一部上場企業の三桜工業が、脱税であるとの指摘を受けました。すでに、脱税を認めており、修正申告をすませています。

国税局との見解の相違があったのでしょうが、三桜工業がどのような仕組みが脱税であると指摘を受けているのでしょうか。

2012年12月28日の時事通信の記事から見てみます。ポイントは、この会社が世界的に展開する企業であることのようです。
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5年間で15億円の申告漏れ 2点の指摘

大手自動車部品メーカーの三桜工業(東証1部上場、東京都渋谷区)が東京国税局から、2011年3月期までの5年間で約15億円の申告漏れを指摘されたことが28日、分かった。(時事通信)
重加算税などを含めた追徴税額は約5億円に上った。三桜工業は12年3月期決算で見込み額を計上し、6月に修正申告と納付を済ませた。(時事通信)
東京国税局からの指摘は、5年間で15億円の申告漏れであり、追徴税額は約5億円です。重加算税となっていることから、国税当局は、悪質であると認定していますが、その内容について見てみましょう。

外国子会社の支払う費用を本社が負担

三桜工業の脱税を見ると、ポイントは、出向者への人件費と出張費用の支払の2点であることが分かります。

(1)本社が社員の人件費を負担

外国子会社に派遣した社員の人件費などを本社で負担していたが、国税局は子会社が支払うべき費用を肩代わりしたと判断し、一部は悪質な所得隠しに当たると認定したもようだ。(時事通信)
国税局が指摘した点は2点です。

1点目は、画像の上側にある、本社から外国会社に派遣した人間の人件費についてです。画像を見ると、出向者となっており、本社が支払うのが妥当であるという判断ではないでしょうか。

(2)本社が海外子会社の出張経費を負担

三桜工業によると、税務調査で問題となったのは出向者の給与や手当のほか、子会社に対する技術指導、営業支援を目的とした海外出張の費用。(時事通信)
2点目は、画像の下側にある、海外子会社への出張費用についてです。では、国税局の、見解について見てみましょう。

外国子会社への寄付金と認定

国税局は、損金計上が一切認められない外国子会社への寄付金に当たると指摘した。(時事通信)
本来、三桜工業の子会社の経費として計上していれば、経費として幾分か落とす事ができたのでしょうか。管理人が、少し気になったのは、この外国子会社が赤字であったのかどうかという点です。

国税庁が海外子会社との取引を見る理由

2つの理由

国税庁が、海外子会社について細かく見る理由について、少し考えて見ましょう。簡単に2つの理由を考えたいと思います。
  1. 日本と海外の税率が違う 日本のほうが税率が高い
  2. 国内本社は黒字 海外子会社は赤字
上記の2つの点について、簡単に見てみます。

(1)黒字企業 日本と海外の税率が違う

一つ目は、日本と海外の税率が違う場合です。日本と海外子会社、どちらも黒字であるとして考えて見ましょう。一般的に、日本国内のほうが税金が高いと言われています。

単純化するために、経費は1億円、日本は税率40%、海外は税率20%として考えます。経費を1億円支払う事で、利益が1億円減少したときの支払う税金について考えてみましょう。
  • 日本の本社 経費1億円 税率40% 税金が4000万円減少
  • 海外子会社 経費1億円 税率20% 税金が2000万円減少
もしも、子会社のある国よりも、日本のほうが税率が高ければ、税金が減っているのが分かると思います。続いて、海外子会社が赤字のケースについて見てみます。

(2)国内本社は黒字 海外子会社は赤字

二つ目は、日本と海外の業績が異なる場合です。日本が黒字、海外子会社が赤字であるとして考えて見ましょう。
  • 日本の本社 黒字 経費1億円 税率40% 税金が4000万円減少
  • 海外子会社 赤字 経費1億円 税率20% 赤字であるため、そもそも税金を支払わない
税制は、日本と海外で異なると思いますが、違いが分かると思います。

脱税と言えば、板東英二さんの脱税の仕組みがひどいことが、話題になっていますが、三桜工業の内容を見てみると、かなり違う事が分かると思います。

三桜工業、脱税の仕組みと理由を見てみると、世界的に活躍する黒字企業であることが問題が発生している事が分かります。三桜工業は顧問税理士などのアドバイスを受けながら、帳簿を作成していると思うのですが、その辺りは少し気になるところではあります。
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3 件のコメント:

  1. この会社ブラック
    サービス残業当たり前
    残業させてない体を保つために月末になるとタイムカードを切らせないという極悪ぶりだった

    返信削除
    返信
    1. >匿名さん
      匿名さん、こんばんは^^
      サービス残業は、社会的にいろいろな問題がでていますよね。

      結局、非効率が残るわけなので、サービス残業は誰も得をしない悪弊と考えております。

      削除
  2. この会社は良い話はない、この会社に勤めていた友人が自殺した、精神的に病んで退職や休職者が異常に多いそうだ。
    彼の元上司やこの会社には、公の場できちんと事情を説明してほしい。
    会社はこの話は内密にしているらしい、残された家族の顔をみろ。

    返信削除

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